仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

12月25日(火)

2007-12-25 22:11:14 | 日々雜感
イヴが終はり、けふは正眞正銘のクリスマス。
子供の頃は、朝起きるのが樂しみだつた。
枕元に靴下を置いて眠るのだが、たいてい靴下に入るプレゼントではない。
靴下に入る大きさのプレゼントなんて、さうさう無いのである。

サンタクロースが存在しないことを知つてしまつて、はや37年。
クリスマスの朝をどきどきして待つこともなくなつた。
それどころか、今年は10ヶ月ぶりに會社に出勤するのがクリスマスの朝といふことになつた。
わくわく、どきどき、といふ心境からは程遠い。
みんなの視線が怖い。

もうそろそろ眠らないと、朝8時に起きられないかもしれない。
それなのに、例によつて眠くならぬ。
ベンザリンを飮んで1時間半が經つてゐるのに・・・
いよいよハルシオンの出番だ。
禁斷の、アルコール攝取といふ最後の手段に頼らうかな。
なんとか2時半までには眠りに落ちたいものだ。(01:45)

眠りに落ちたのは3時前。
それでも8時前には穗高のお蔭で目が醒めた。
しかし、私の動きは冬眠してゐたクマのやう。
なんとか9時前には家を出ることが出來た。

10ヶ月ぶりの會社。
「うつ」で休んでゐた人間にどう聲をかけてよいのかわからないのだらう。
挨拶はするものの、會話らしい會話をしてくれたのは、2階下のフロアの人たちだけ。
大ボスに至つては、私が復歸の挨拶をしに部屋に入つて行つたら、一瞬、何の用かといふ顏をして、それから云つた。
「あなたのことは直屬上司に任せてゐるから、彼とよく相談してください」
浦嶋太郎もかくや、といふやうな、居場所のない寂しさ。
それだけに、2フロア下の人が掛けてくれた言葉が心に沁みた。
「會社なんて長いことゐるわけだし、のんびりとマイペースでやつていけばいいのよ」

10ヶ月使つてゐないPCの調子が惡く、ヘルプデスクに持込んで見て貰つた。
結局、使へるやうになつたのが午後2時半。
メールは2200通溜まつてゐた。
削除に次ぐ削除。
家のPCでの作業と一緒のことをしてゐる。
4時過ぎに失禮させて頂いた。
頭の芯のはうが重苦しい感じ。
豫想もしてゐなかつたほど疲れた。
やはり、周圍に人がゐるといふだけで、かなり疲れてしまふ。

明日も8時前には起きなければ。
そして、せめて5時までは會社にゐられるやうにしたい。
少しづつ、少しづつ、生活のリズムを取り戻して行かう。(22:07)

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