『鴨川食堂』シリーズ第6作。第六話でジャズ喫茶の話が登場するのです。この鴨川食堂、名前の通り京都にあるのですが、京都でジャズ喫茶といえば荒神口にあった『しあんくれーる』。絶対に登場するはず、とワクワクしながら読み進めて行ったら、やっぱり!名前は『しあんくれ』にされてましたけど。浪人時代に高野悦子『二十歳の原点』を読んで、高野悦子が入り浸っていた『しあんくれーる』に憧れて、京都で . . . 本文を読む
『蒼穹の昴』浅田次郎9月6日読了お薦め度 : 特選 ☆☆☆☆☆前に文庫本で読んだのはいつだったか、ブログを調べたら2004年11月30日だった。今から17年近くも前か…当時の感想を読んでも高く評価していて、「仙丈亭特選本」カテゴリにアップしていた。改めて感じたこと。李鴻章がカッコいい!それと春児の妹、玲玲が愛おしい。そして、西太后 . . . 本文を読む
『1Q84』(村上春樹)8月23日読了61歳になって初めて読み了えた本になりました。1984年は僕が大学5回生だった年。先に卒業した当時の彼女にフラれて寂しい年でした。でもこの『1Q84』は1984年とは別の異世界。青豆と天吾がふかえりの描いた「空気さなぎ」の世界でお互いを求め合う物語。僕がなぜか惹かれたのは牛河。青豆と天吾と反対側に属する人物で、青豆と天吾を追いかける役割を果たす。元弁護 . . . 本文を読む
『ねじまき鳥クロニクル』村上春樹8月5日読了。20年ぶり?に再読。8月2日にコロナワクチン2回目を打って、3日4日と副反応で会社を休みました。ベッドの中で第三部の後半を読んでいました。夢うつつで読んでは眠り眠っては読む、そんな状態でしたが、そのお蔭でこの作品と同期したような気がします。同時代の作家、村上春樹。学生の頃からリアルタイムで読んできたけれど、『IQ84』は読んでいない。次はこいつ . . . 本文を読む
『終戦のローレライ』福井晴敏7月24日に読了しました。たぶん、20年近く前に読んでたと思います。さらにたぶん、元嫁と一緒に映画を観たような気がする。今読み返すと、ヤバい。かつての大日本帝国が今の日本国とどれだけ違うのか、今の日本国がどれだけ情けないのか、そんなことを思ってしまうのでした。とか言いながら、もしかしたら初めて読んだ時も、同じような感想を抱いていたかもしれないけど。
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『海賊とよばれた男』百田尚樹7月5日読了。前に文庫本で読んだので再読。それにしても日本の厳しい時代には凄い男がいたものだ。最初に読んでからは近くの出光で給油することにしていたけれど、引っ越してからは近くの出光がセルフなので行っていない。セルフぢゃない出光が近くに欲しい!
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『風の中のマリア』(百田尚樹)読了。マリアはオオスズメバチのワーカー(働き蜂)。そのマリアの苛烈な生涯を描いた物語です。スズメバチの生態について、知らなかったことばかり。ストーリーもさることながら、知的好奇心も満たされる、面白い作品でした。ところで、ヴェスパって、スズメバチの学名だったんですね。昔、そんな名前のバイク(スクーター)があったのを思い出した!
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韓国の学者がよくぞここまで真実を書いたものですね。あの国は親日であることが犯罪になる国。へたしたら殺されるかもしれない。日本の歴史認識が誤っていると国を挙げて主張している国。ところが、かの国の歴史認識には資料に基づく根拠がない。その最たるものが、いわゆる「従軍慰安婦」と「強制徴用労働者」、そして「竹島」。この本は、資料に基づいてこれらの韓国の主張が「反日種族主義」による「嘘」であることを証 . . . 本文を読む
有川浩の『阪急電車』が映画化されて、阪急電車の存在が全国に知られるようになったことは、毎日阪急電車を利用しているぼくにとって同慶の至りなのであります。映画『阪急電車』の舞台は、今津と宝塚を結ぶ阪急今津線ですが、ぼくが住んでいるのは大阪梅田と宝塚を結ぶ阪急宝塚本線の沿線です。さて、この本は、通院しているメンタルクリニックで見つけて借りてきたのですが、阪急電車をこよなく愛する者にとっては、とっても嬉し . . . 本文を読む
毎日、通勤の阪急電車内で本を読んでます。なんて云いながら、朝はまだ眠くてうとうとしてますが。でも、帰りはほろ酔いでうとうとしてるんです。って、おい!読んでねーぢゃん。そういうわけで、読む本がなくなり、『ギブ・ミー・ア・チャンス』(荻原浩)を再読しました。荻原浩を初めて読んだのは…思い出せない。いつだったっけ?確か『あの日にドライブ』だったような気がするけど…いや、まあ、何はともあれ、なんとなく好き . . . 本文を読む