12月1日読了『古代天皇の秘密』 高木彬光1986年8月刊行三読。四読?初めて読んだのは30年ほど前で、その後も一度か二度読んだと思う。神津恭介のベッドディテクティブ。『成吉思汗の秘密』、『邪馬台国の秘密』に続く三作目。前二作を遥かに上回るスケールの謎に神津恭介が挑む。研究者の論文だと何十人もの著作を網羅するような広範な内容で、それだけに緻密さには欠けるものの、謎解きとしては楽しめる。キーワー . . . 本文を読む
半藤一利『日本のいちばん長い日』読了。大日本帝國が日本国になるというのは、おそらくこの国の長い歴史の中で、一番大きな転換だったのだろう。1945年8月14日から15日にかけての一日は、一日という単位で言うなら、関ヶ原の合戦の一日以上に、日本の画期となった一日だった。玉音放送を記憶している人は、当時10歳としても今年で86歳。そういえば、僕の認知症の母が今年で87歳になる。当時20歳だった人 . . . 本文を読む