12月13日読了
『神々の指紋』(上) グラハム・ハンコック
12月22日読了
『神々の指紋』(下)グラハム・ハンコック
1995年刊行
日本では、単行本は1996年2月に翔泳社から、文庫版1999年5月に小学館から発行。
初読。
文庫化された時に梅田の紀伊國屋書店で平積みされていたのを覚えている。かなり話題になったのではなかったか。
さて、有史以前の高度な文明は果たして存在していたのか。
存在していたと考えると、いろんなことの説明がつく。
16世紀以前に編纂された世界地図に南極大陸が描かれているのはなぜか。
世界中の神話(旧約聖書含む)に、大洪水でほとんどの人類が滅ぶ記載があるのは、過去の事実を書いているのか。事実だとすれば、それは最も新しい氷河期の終わりに発生したのではないか。
世界各地の神話に、地球の歳差運動(地軸の周期的回転)で説明のつく現象が記されている事実は、その神話時代に高度な天文学が発達していたことの証左ではないか。
エジプトのスフィンクスが紀元前1万年前後に建造されたという地質学調査結果は何を示唆しているのか。
不思議なことに、この本を読むといつのまにか眠ってしまっていた。
12月30日読了
『向日葵の咲かない夏』 道尾秀介
2005年11月刊行
初読。
犬猫を殺したのは誰か。
S君は自殺か他殺か、他殺なら誰が殺したのか。
これがこの作品のキモかと思えばさにあらず、なんとも言えぬ気持ち悪さ。
推理小説の枠を超えた小説。
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