仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

「日本語の亂れ」 清水義範

2004-04-04 07:02:21 | 讀書録(一般)
日本語の乱れ

集英社

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著者名 清水義範   発行年(西暦) 2003  
出版者 集英社文庫   値段 500-600円  
お薦め度 : ☆☆☆+α


清水義範さんの本は面白いしためになる。
何かを學ばうと思つて良む譯ではないが、讀み終ると何かを學んでゐる、そんな本が多い。

この本も例外ではない。
表題作は「日本語」の今の姿を面白く描いてゐる。
といっても、亂れてゐるから正さうなんて、この筆者は一言も云つてゐない。
でも、學んでしまふのだな、これが。

音聲入力の話や、名古屋弁の宇宙旅行など、通勤電車なんかで讀んでゐたら、笑いをこらへるのに困るかもしれない。


2003年5月27日讀了

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