きのふ(7月26日)、 「兵庫県立芸術文化センター」 で、 仲道郁代さん のピアノを聽いて來た。
『ショパン 鍵盤のミステリー』と題して、ピアノ演奏と映像、そして仲道さんの解説で、ショパンの生涯を浮き彫りにしようといふ試み。
全4囘のシリーズの第1囘。
最初の曲目「幻想即興曲」を演奏した後で仲道さんが解説してくれた。
中間部のメロディーがなんとなく懷かしい氣がするのは何故か?
じつは最初から最後まで繰り返し現はれる短調のモチーフが、中間部では長調になつて登場してゐたのだ。
だから、聽いたことがあるやうな氣がするのはあたりまへ。
それを樂譜の映像と實際のピアノの音でわかりやすく説明してくれた。
ピアノを彈く人には周知のことかもしれないが、私のやうな素人にはかういふ解説はありがたい。
聽衆に出題されるクイズもあつた。
「ショパンは18年間で何囘コンサートを行なつたか」
答:わづか10囘。
「リストは9年間で何囘コンサートを行なつたか?」
答:なんと200囘。(だつたと思ふが自信がない)
ちなみに、ショパンとリストは年齡が1歳しか違はない、同時代人なのだとか。
ジョルジュ・サンドにショパンを紹介したのがリストだといふ。
私は、リストはショパンよりも後の時代の人だと思ひ込んでゐたので、意外だつた。
もちろん、演奏も素敵だつた。
私にとつて、ショパンを生演奏で聽くのは初めてのこと。
ピアノといふ樂器を響きわたらせるショパンの曲は、ベートーヴェンのピアノソナタなどとは違つて、深い「精神性」といつたものよりも、むしろ爽快な躍動感が感じられた。
ピアノの音そのものの美しさとでもいはうか。
仲道さんの演奏は、これまでにシューマンとベートヴェンを聽いてゐたが、ショパンも良かつた。
特に最後のスケルツォ第2番。
リヒテルがお好きだといふ仲道さんだけあつて、スケールの大きな演奏だつた。
次囘は來年の3月6日。
既にチケットは入手濟。
聽きにいくのが樂しみだ。
<曲目>
幻想即興曲 作品66
ポロネーズ ト短調 (ショパン7歳の時の作品)
12のエチュード 作品10より 「革命」 「別れの曲」
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調作品22
バラード第1番 ト短調 作品23
12のエチュード 作品25より 「エオリアンハープ」
2つのポロネーズ 作品26より
スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31
『ショパン 鍵盤のミステリー』と題して、ピアノ演奏と映像、そして仲道さんの解説で、ショパンの生涯を浮き彫りにしようといふ試み。
全4囘のシリーズの第1囘。
最初の曲目「幻想即興曲」を演奏した後で仲道さんが解説してくれた。
中間部のメロディーがなんとなく懷かしい氣がするのは何故か?
じつは最初から最後まで繰り返し現はれる短調のモチーフが、中間部では長調になつて登場してゐたのだ。
だから、聽いたことがあるやうな氣がするのはあたりまへ。
それを樂譜の映像と實際のピアノの音でわかりやすく説明してくれた。
ピアノを彈く人には周知のことかもしれないが、私のやうな素人にはかういふ解説はありがたい。
聽衆に出題されるクイズもあつた。
「ショパンは18年間で何囘コンサートを行なつたか」
答:わづか10囘。
「リストは9年間で何囘コンサートを行なつたか?」
答:なんと200囘。(だつたと思ふが自信がない)
ちなみに、ショパンとリストは年齡が1歳しか違はない、同時代人なのだとか。
ジョルジュ・サンドにショパンを紹介したのがリストだといふ。
私は、リストはショパンよりも後の時代の人だと思ひ込んでゐたので、意外だつた。
もちろん、演奏も素敵だつた。
私にとつて、ショパンを生演奏で聽くのは初めてのこと。
ピアノといふ樂器を響きわたらせるショパンの曲は、ベートーヴェンのピアノソナタなどとは違つて、深い「精神性」といつたものよりも、むしろ爽快な躍動感が感じられた。
ピアノの音そのものの美しさとでもいはうか。
仲道さんの演奏は、これまでにシューマンとベートヴェンを聽いてゐたが、ショパンも良かつた。
特に最後のスケルツォ第2番。
リヒテルがお好きだといふ仲道さんだけあつて、スケールの大きな演奏だつた。
次囘は來年の3月6日。
既にチケットは入手濟。
聽きにいくのが樂しみだ。
<曲目>
幻想即興曲 作品66
ポロネーズ ト短調 (ショパン7歳の時の作品)
12のエチュード 作品10より 「革命」 「別れの曲」
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調作品22
バラード第1番 ト短調 作品23
12のエチュード 作品25より 「エオリアンハープ」
2つのポロネーズ 作品26より
スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31
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