
忘れてゐた。
6月6日に荒牧バラ公園に行つた 時、その隣で催されてゐた「山あじさい展」を覗いた。
「山あぢさゐ」とは何ぞや?
山男、山女、山櫻、山百合、山犬、山猫・・・・
どうも、山がつくとゴツイ感じがする。
きつと、巨大なアジサイだつたりするのだらうなあ。
そんなことを思ひながら、展示室に入つたら。
受付のテーブルに乘せられた鉢を見て驚いた。
なんとも、纖細、可憐な花なのだつた。
山がついたら纖細さがないといふ思ひ込みは偏見なのだ。
このアジサイを見よ。

これが受付のテーブルにあつたアジサイ。
なんと、名前は「舞妓」だ。
こんな小さなアジサイを、私は初めて見た。

會場には、たくさんの「山あぢさい」が展示されてゐた。
そのそれぞれに共通してゐるのは、みんな纖細可憐だといふこと。
きつと丹精込めて育てられたのだらう。

會場の外に出たら、普通のアジサイが咲いてゐた。
「山あじさい」を見てきた目には、大づくりに見えるが、それはそれで美しい。
むしろ、旺盛な生命力を感じさせられた。
<使用カメラ:Canon PowerShot G11>
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