【2011 公式戰】 ○ 阪神 ３ｘ－０ ヤクルト （京セラ） ○能見 ／連勝で借金４

見應へのある、いい試合だつた。
先發の能見は、四死球４奪三振２とあまり調子が良いやうに見えなかつたが、それなりに７囘まで無失點に抑へる好投を見せてくれた。
相手の館山はいい投球をしてゐて、阪神打線は６囘まで散發の４安打。
このままでは能見が見殺しかと思はれた７囘裏、金本のタイムリーで先制。
さらに８囘には鳥谷、新井のタイムリーでヤクルトを３點差に突き放した。
守備では、鳥谷が３度もファインプレーを見せ、投手を盛り立ててくれた。
最後は球兒が８囘２アウトから登板し、ピシャリと抑へ、ゲームセット！

これで借金４。
３位までのゲーム差は讀賣が負ければ3.5となる。
さ、明日も勝つてヤクルトに神宮でのリベンジを果たさうではないか！

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先發は能見と館山。
ふつうに考へれば投手戰になる筈なのだが・・・
前囘９月２９日の對戰時 には、能見が７囘1/3投げて６失點。
しかも、初囘に３失點したのを味方が逆轉したにも關らず、８囘に掴まり逆轉されてしまつた。
けふはその雪辱を果して欲しい。

能見は不安定な立上がり。
初囘は２アウトから連打され、ホームに突つ込んだ走者をタッチアウト、なんとかピンチ脱出。
２囘、３囘、４囘も走者を出してスッキリと終れない。
５囘、やうやく３人で抑へた。
青木の三遊間を拔けるかといふ打球を鳥谷が好守、能見を助けた。
６囘にも、先頭の野口の三遊間を拔けるかといふ打球を鳥谷がダイビングキャッチ、立上がりざま１壘送球しアウト！
鳥谷の超ファインプレーが能見を盛り立てた。

で、氣がついたら投手戰。
能見は７囘まで４四球と四球が多かつたが、それでも無失點。
なんとか打線が能見を助けてやつて欲しいのだが・・・
７囘裏、けふ初めてのチャンスがやつて來た。
１アウトからブラゼルがライト前ヒットで出壘し、代走・大和。
マートンの打席でエンドランを仕掛け、マートンのレフト前で１アウト３壘１壘のチャンス。
しかし、打席には得點圈打率.164の金本。
フルカウント、マートンがスタートを切り、金本の打球は１・２壘間を拔けた。
３壘から大和が生還し、先制タイムリー！
けふは金本に感謝。
１アウト３壘１壘、代打・檜山はセンターフライで２アウト３壘１壘に。
能見の打順で代打・關本が起用されたが、投手ゴロでチェンジ。

８囘、榎田が登板し、キャッチャーも藤井に交代。
２アウト１壘、畠山の打席で、榎田から球兒に交代。
今季初めての「イニングまたぎ」だが、矢野氏曰く「さういふことをあまり氣にせずに必要な時にはイニングをまたいででも球兒を使つたらいい」とコメント。
ちなみにこの考へ方は私の考へと一緒で、思はず、ハタと膝を打つた。
解説者もファンも「イニングまたぎ」を氣にしすぎてゐると思ふ。
もちろん「イニングまたぎ」が少ないはうがいいのはその通りだが、「イニングまたぎ」させないことを前提にしてそれに縛られるのは本末顛倒だと思ふのだ。
ところで、矢野氏、君は去年、球兒に「イニングまたぎ」させる采配を批判してゐた筈だが、宗旨變へしたのかな？

８囘裏、１アウトから柴田がライトへ２ベースヒットを打つと、鳥谷がタイムリー３ベース！
さらには新井がセンター前タイムリーで３點目！
なんて氣持ちいい攻撃なんだらう。

９囘裏、球兒がきつちりと抑へて試合終了。


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＜けふのスタメン＞
１番・平野、２番・柴田、３番・鳥谷、４番・新井、５番・ブラゼル、６番・マートン、７番・金本、８番・小宮山、９番・能見。


勝利投手 [ 阪神 ] 能見（9勝9敗0S）
敗戦投手 [ ヤクルト ] 館山（10勝4敗0S）
セーブ [ 阪神 ] 藤川（3勝2敗36S）

バッテリー
ヤクルトバッテリー 館山 、松岡 - 相川
阪神バッテリー 能見 、榎田 、藤川 - 小宮山 、藤井彰

スコアプレー
7回裏 金本　ランナー1,3塁の3-2から先制のタイムリーヒット！ 神1-0ヤ 1,3塁
神 1 - 0 ヤ
8回裏 鳥谷　1アウト2塁からセンターへのタイムリースリーベース！ 神2-0ヤ 3塁
神 3 - 0 ヤ
8回裏 新井貴　1アウト3塁からセンターへのタイムリーヒット 神3-0ヤ 1塁