仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

DVD 『醫龍』

2008-12-29 23:40:11 | ドラマ、映画
きのふからけふにかけて、DVDで『醫龍』を觀た。

バティスタ手術といふ心臟手術をするお話。
このバティスタといふやつは、擴張した心臟の一部を切り取つて心臟を標準サイズに戻す手術で、かなり難易度が高いらしい。
ひとりの外科醫だけで出來ることではなく、優秀なチームがあつて初めて出來るといふシロモノらしい。

主人公はNGOで戰場での醫療活動に從事した經驗を持つ天才外科醫。
その彼が、大學病院に招かれて、バティスタ手術のためのチーム作りを始める。
大學病院といふところは、「白い巨塔」で知られるやうに内部の權力鬪爭の激しいところらしい。
教授選やら何やらで、何かと主人公には風當たりが強い。

しかし、それでもバティスタ手術をやり遂げる。
「チーム」の素晴らしさ、人と人との繋がりの大切さを痛感させられた。

人は誰でも弱い。
けれども、人は誰かに必要とされると強くなれる。
さういふセリフが印象に殘つた。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『天武と持統―歌が明かす壬申... | トップ | 『目薬αで殺菌します』  森... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿