6月28日(木)
株主総会のため三重県へ。
私の勤務先の創業の地だということで、総会は三重でやっているとのこと。
私は総会後に行われる経営会議のさらにその後で行われる賞与決定会議に参加するついでに総会にも参加。
与えられたミッションは「拍手」。
持株会の代表として参加したというタテマエなのだが、私は株を殆ど持っていない。
いわばインチキなのだが、とにかく盛大に拍手して与えられた役割を遂行した。
これが、いわゆる「シャンシャン総会」というものか。
経営会議では隅のほうに座って、気配を消すことにつとめた。
前夜、賞与の総額表に誤りを見つけて部下に修正させていたため、帰宅が遅くなり、眠剤を飲んで寝たのが1時半。
三重まで出るために起きたのが5時半。
4時間しか眠っていなかったため、気配を消していると眠くてたまらず、居眠りしないようにボールペンの先で手をつついていた。
賞与決定会議。
やっと出番が来た。
今回の賞与改定のポイントを説明し、社長賞の選考基準と対象者を説明。
最後に支給額総額表の説明。
社長賞の説明が一番の関門だった。
なぜなら、前日の午前中に社長に見せて内諾を貰っていたのに、夜になって間違いを見つけて修正したら、社長賞原資がかなり減ってしまったから。
ただ、幸運だったのは2日前の段階で社長と打ち合わせをした時の原資額に近かったので、その時に提出した案に置き換えることが出来たこと。
一度は認めて貰った人選だったので、社長の逆鱗に触れることはなかった。
それでも、対象者のうち、営業部長3人の中の1人が変更になった。
その1人が社長賞に該当するのは誰にも納得できることらしいのだが、彼を対象者にするための基準がみつからない。
執行役員のひとりが、とある業績指標で彼の営業部が3位に入ることを見つけて、まあこれでいいか、と。
いいのか、ほんとに?
問題の総額表は、もうひとつミスらしきものが発見された。
とあるカテゴリーの平均支給率が高すぎるのだ。
ヤバい・・・
社長の怒鳴り声が響き渡ると覚悟していたら、意外や意外。
「こいつは文学部やから算数が苦手なんやな。いや、算数が出来ないから文学部か」
で済んでしまった。
あたってるがな。
えへらえへらと笑う私。
ああ、社長の機嫌がよくて良かった・・・
15時半、会議がすべて終わって、常務の運転する車に便乗して大阪へ戻った。
会社に着いたのは17時半。
高速を最高時速140kmで飛ばす常務。
助手席の私は怖い思いをさせられた。
自分で運転する分には150kmでも平気なのだが、他人の運転は怖い。
6時半、国立文楽劇場で桂文我の独演会。
社長の伝手でチケットが10枚ほど手に入ったとのことで、役員や株主総会に関わった担当者が社長のお供をさせて貰った。
私は落語をナマで聞くのが初めてだったのだが、じつに面白かった。
「らくだ」という噺で、なんと1時間も話しっぱなし。
最初のうちこそ睡眠不足がたたって眠くて仕方なかったのだが、10分もすると話に惹きこまれてしまった。
途中、酒を飲むシーンがあるのだが、これが絶品。
実際に酒を飲んでいるのを見る以上に、酒が旨そうに見える。
これが芸というものなのだろう。
お蔭で、帰りに梅田で寿司をつまみながら酒を飲んでしまった。
早く帰って早く寝ようと思ってたのに・・・
株主総会のため三重県へ。
私の勤務先の創業の地だということで、総会は三重でやっているとのこと。
私は総会後に行われる経営会議のさらにその後で行われる賞与決定会議に参加するついでに総会にも参加。
与えられたミッションは「拍手」。
持株会の代表として参加したというタテマエなのだが、私は株を殆ど持っていない。
いわばインチキなのだが、とにかく盛大に拍手して与えられた役割を遂行した。
これが、いわゆる「シャンシャン総会」というものか。
経営会議では隅のほうに座って、気配を消すことにつとめた。
前夜、賞与の総額表に誤りを見つけて部下に修正させていたため、帰宅が遅くなり、眠剤を飲んで寝たのが1時半。
三重まで出るために起きたのが5時半。
4時間しか眠っていなかったため、気配を消していると眠くてたまらず、居眠りしないようにボールペンの先で手をつついていた。
賞与決定会議。
やっと出番が来た。
今回の賞与改定のポイントを説明し、社長賞の選考基準と対象者を説明。
最後に支給額総額表の説明。
社長賞の説明が一番の関門だった。
なぜなら、前日の午前中に社長に見せて内諾を貰っていたのに、夜になって間違いを見つけて修正したら、社長賞原資がかなり減ってしまったから。
ただ、幸運だったのは2日前の段階で社長と打ち合わせをした時の原資額に近かったので、その時に提出した案に置き換えることが出来たこと。
一度は認めて貰った人選だったので、社長の逆鱗に触れることはなかった。
それでも、対象者のうち、営業部長3人の中の1人が変更になった。
その1人が社長賞に該当するのは誰にも納得できることらしいのだが、彼を対象者にするための基準がみつからない。
執行役員のひとりが、とある業績指標で彼の営業部が3位に入ることを見つけて、まあこれでいいか、と。
いいのか、ほんとに?
問題の総額表は、もうひとつミスらしきものが発見された。
とあるカテゴリーの平均支給率が高すぎるのだ。
ヤバい・・・
社長の怒鳴り声が響き渡ると覚悟していたら、意外や意外。
「こいつは文学部やから算数が苦手なんやな。いや、算数が出来ないから文学部か」
で済んでしまった。
あたってるがな。
えへらえへらと笑う私。
ああ、社長の機嫌がよくて良かった・・・
15時半、会議がすべて終わって、常務の運転する車に便乗して大阪へ戻った。
会社に着いたのは17時半。
高速を最高時速140kmで飛ばす常務。
助手席の私は怖い思いをさせられた。
自分で運転する分には150kmでも平気なのだが、他人の運転は怖い。
6時半、国立文楽劇場で桂文我の独演会。
社長の伝手でチケットが10枚ほど手に入ったとのことで、役員や株主総会に関わった担当者が社長のお供をさせて貰った。
私は落語をナマで聞くのが初めてだったのだが、じつに面白かった。
「らくだ」という噺で、なんと1時間も話しっぱなし。
最初のうちこそ睡眠不足がたたって眠くて仕方なかったのだが、10分もすると話に惹きこまれてしまった。
途中、酒を飲むシーンがあるのだが、これが絶品。
実際に酒を飲んでいるのを見る以上に、酒が旨そうに見える。
これが芸というものなのだろう。
お蔭で、帰りに梅田で寿司をつまみながら酒を飲んでしまった。
早く帰って早く寝ようと思ってたのに・・・
落語は生で聞くに限ります。テレビだとどうしても時間的な制約があり、噺家の実力が充分に発揮できません。寄席とか落語会なら時間を気にせず演じることができます。
これを機に仙丈さんが落語ファンになられたら、私も落語ファンとして大変うれしいです。
文我さんは大学の落研出身だそうで、枝雀師匠のもとに弟子入りした時に5~60の噺を覚えていたとか。
凄い記憶力ですねえ。
「らくだ」にしても1時間も話し続けられるのですから、プロとは凄いものです。
残念だったのは箱が大きかったので、私の席からは表情がよく見えなかったことです。
まあ、タダ券ですから文句は言えませんけど。