そらいろ

旅とアートの雑記帳… 旅・自転車・写真・音楽・陶芸など身近な話題を気の向くままに…

汚染水槽の仕組み

2013-04-08 | トピック

 たまには社会派的な内容を…

 巷では、時間の経過とともにしだいに忘れ去られようとしている福島第一原発大事故ですが、その後の成り行きについてはずっと注視しています。

 ここ数日の放射能汚染水の漏水問題で、やっぱりな、と思ったことは、汚染水の地下プールの構造。建造(地下なので建物ではないかー)の段階から、「こんなので大丈夫なの?」という作りでしたが、「やっぱり」ですね。

 漏れた原因が「縫い目から漏れた」「突起物がシートを突き破った」「水の重さで破れた」などと言われていますが、結果が見えている脆弱な器に入れること自体が、国民を、地元を、そしてそこで除染作業をしている労働者をバカにしているとしか思えません。

 その構造というのが、今日の毎日jpにわかり易く掲載されていました。

 材質はそれなりの物かもしれませんが「布のシート」ですよ。多くの箇所から、それもかなり前から漏れだしていたのではないかと疑ってしまいます。

 この魔法のシートは「切れない」「穴が空かない」「漏れることは無い」と「安全宣言」されていたのでしょうか。

 ただ、「毎日新聞」でさえも「地下貯水槽」とか「水漏れ」という表現だったのが気になりました。「ただの水」を貯めているわけじゃないですよね。「放射性ストロンチウムを含む高濃度汚染水槽」とか「放射性ストロンチウムを含む高濃度汚染水漏れ」とはっきり言って欲しかった。

 この頃「外憂」ばかりが新聞記事をにぎわせていますが、「内患」にも目を向けていきたいと思います。