驚きと感動

テレビを見ていたら、
全く違う番組だけど、たまたま同じような場面があった。

ひとつは有名な建築家のこと。
もうひとつは食器関係の有名な絵付師のこと。

お二方とも素晴らしい超一流の芸術家だし、
数々の受賞もしている。
そして、同じような質問に、全く違う答えだったので驚いた

「今までの作品（？）で一番気に入ったものはなんですか？」という問いに、
建築家は「全部！」
絵付師は「ない！」

別々に、そして、両方ともに感動した
両方とも、ご本人の実感だと思うけれど、
正反対のこの答。う～ん

私が何か作り出したとしたら、
（そんなものは何もないけれど）
「全部！」と言えたら、どんなにいいだろうと思う。
もちろん、そう言えるだけの完全な仕事をしたということだろう。

でも、一流のものを世に送り出しているのに、
気に入ったものはまだないと言いきる人の、
なんという向上心だろう
その方は何十年も絵付師として仕事をしてきて、
７０歳を超えているのに。

それにしても、どっちもすごいっ