まちのさんぽみち

日々のできごとを思いつくままに書いています
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老人ホームにて

2015年11月10日 | まちの日々
傾聴ボランティアに行った
今日は、90歳くらいの女性3人だった。

初めの人は、歌が好きで、私と話してる間に、
何度も何度も童謡を歌って下さった
小さな声で、まわりにはほとんど聞こえないくらいの声なんだけれど、
細くてきれいな声だ

2人目の人は、あまり話されることはないけれど、
私の言うことには、いちいち笑ってくれる
時には「あはは」と大きな声で笑ってくれるので、
私も笑わせたくて、一生懸命話してしまう

3番目の人は、私が行った時に、国会中継を見ていたけれど、
その続きで、慰安婦のことをしみじみと語りだした。
こういう内容には、どんなふうに反応していいのか、
戸惑ったけれど
結局、戦時中の体験談やら、がんばって来た歴史を、
聞くことができた。生きた歴史だ。

終戦の時に、公民館に集まった人たちは、
みんな抱き合って泣いたそうだ。
こういう話を聞けるのは本当に貴重な経験だと思う

帰り際に、2番目にお話しした人のご家族に会って、
思いがけずにお礼を言われた
そんなこと全然思っていなかったので、
恐縮してしまったけれど、
何かお役に立てたのなら、うれしい

そんな気持ちになって帰って来たのだった
コメント
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