いつの間にか、麦畑が黄金色の海になっている
いや、けっこういつも見てたんだけど。
麦が伸びて、だんだん青さが濃くなってきて、
小さな穂をつけて、それが伸びてきて、
少しずつ色づいてきて、
そんな景色を散歩しながら冬の間からずっと見てきた
初夏になったら、小麦色の麦秋になる。
「麦秋」ということばがなんとなく好きだ。
そういえば、小学校の時の校長室に、
壁いっぱいの麦秋の絵が飾られていて、
「えっ、これだれかが描いたの?すごいっ!」
って思ったのを覚えている
その時、「麦秋」ということばを知ったのかな?
だれかに教えてもらったのかな?
もう記憶は定かではないけれど、
その素晴らしい印象がどこかに残っているのかも。
そしてナウシカのラストシーン(ラストではないけれど)
大ババ様の「青き衣をまといて、金色の野に・・・」
というシーンが浮かぶ
なぜか、それは私の中で秋の稲穂ではなく、
麦秋のイメージだ。
見渡す限りの麦畑の麦秋は壮観だ