まちのさんぽみち

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3月の俳句

2025年03月03日 | はいくのこみち

3月はひな祭りの季節だなあと思ってたのに、
ひな祭りの俳句は作れなかった
最近は、ひな祭りをほとんど忘れている。
娘が2人、孫たちも女の子が4人いるのに。

娘たちが子どものころは、
義母から受け継いだ、かわいい木目込みのひな壇を出し、
ケーキやちらし寿司で、お祝いをした。
孫たちの初節句には、おひなさまを送った。

でも今は?しょうがないなあ?
無精者の私は、ひな祭りはな~んにもしない
夫はダイエットのため、ご飯をほとんど食べないから、
ちらし寿司も作らない・・・

兄は俳句に詠んでいた。

* 孫娘二十歳を過ぐる雛祭

私の俳句と言ったら、情緒のあるものは何もない。
特に今月の俳句は・・・

〇青空に防災無線春疾風
〇青首大根一列は残されて
〇大根をくづさぬやうに箸使ふ
〇カイロ足す防災リュック二人分
〇春めくやにほひ嗅ぎ合ふ犬と犬

探梅や女三人水戸の旅
腰の高さに完熟の苺あり
白梅や青空に撒く綿のごと
鳥雲にペダルは軽く行き交へり
溝堀りのユンボの人や春の風
小刻みにぬかるみ踏みしなごり雪
凍て空や両手で頬を包み込む
サ高住散歩の友と寒桜
訃報あり思い出ばかり春寒し
朝毎に居間へ日差しの早まりぬ
凍返る朝のコーヒー淹れてをり
真っ白な水仙足をとどめしむ
窓開けて深呼吸する春隣
襖紙選ぶ意見の食ひ違ひ
今日もまたことば少なに二人鍋
熱々の麻婆豆腐冬の夜
二歳児や春の生活発表会
所在なく寒の戻りの引き籠り
遥かなる赤城の山の雪景色
仰ぎ見る季節進める春の空
日光に騙され風の冷たさよ

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