まちのさんぽみち

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10月の俳句

2024年10月03日 | はいくのこみち

月に1度の兄妹の電話(笑)
お互いに電話の前に今月の俳句をFaxして、
よいと思うものに5つずつ〇をつけて、
送り返してから電話する

俳句の話はもちろんだけど、
近況報告やら、ちょっとしたニュースや健康の話など・・・
お互いの様子がよくわかっていいなと思う。

兄の俳句評は、手厳しいけれどありがたい。
おせじを言われても、意味ないものね。
でも、いいものはいいと言ってくれる。
自分では、客観的にわからないものもあるから、
何句も作った中から、5句選ぶのに迷うけれど、
兄が選んでくれると助かる
兄の意見に反することも、まああるけどね(笑)
電話の後、作り直すこともあるし

今月は、ほぼ意見が一致した。
というのが次の5句

〇倒るるも倒れぬ稲も色づきぬ (郭公)
〇指を差す孫に教えるうろこ雲
〇仲秋や土星を映す望遠鏡 (郭公)
〇朝冷えやささくれの皮切り取りぬ
〇秋晴れや無罪判決手持旗 (郭公)

見上ぐれば実柘榴赤く口を閉じ
秋めくや新しい靴スリッポン
値上がりし切手を貼りて秋暑し
初孫の成人となる秋高し
新涼や宅配の人きびきびと
天牛に群がるアリの膨らみて
庭を彩る鉢植えの曼殊沙華
秋日和フェンスに大小スニーカー
初めての海から逃げる一歳児
秋うらら歯科検診は異常なし
かの犬に吠えられぬ日や秋寂し
孫たちの声リビングに敬老の日
駅通り色づき始む銀杏かな
秋暑しバス停までの舗装道
朝顔の隣の塀につながりて
プール熱保育所休みテレワーク
早朝の散歩気づけばうろこ雲

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