6~7月に作曲したフルートオーケストラの作品が、日本フルート協会主催「第30回日本フルートフェスティバルin東京」作曲募集の最優秀作品に選ばれ、2008年1月14日(月・祝)、東京文化会館大ホールで初演されることになりました。ピッコロからコントラバスフルートまで、100人以上が、山下一史氏の指揮で演奏します。
演奏時間10分、タイトルは "Naissances"(ネサンス:誕生)。
プロ・アマ混合なので、ソロ部分とトゥッティ(そのパート全員)を書き分けました。
フルートオーケストラに詳しい知人のフルーティストに、初稿をパソコンでプレイバックしながら見て頂き、助言を得ました。
・楽器配置に関し、ピッコロはつんざいて強すぎるので、ステージの一番奥になるべく離し、両脇に。その前に最も人数の多いフルートを端から端まで配列し、中央には聴こえにくいバスフルート、コントラバスフルートを据える。一番前の両脇にアルトフルート。
拙作はピッコロ-4、フルート-6、アルトフルート-4、C管バスフルート-2、F管バスフルート-2、C管コントラバスフルート-2 の全20パートに設定したので、このアドヴァイスに沿って、編成表に配置図も付けました(写真)。
・コントラバスフルート(チェロの最低音の半音下のHまで出る)は、フルートと同様に素早く動くという訳ではなく、どんなに頑張ってもチューバ程度のリズム以上は無理、フラッター奏法は強くは鳴らないとの事(F管バスも)。
アルトフルートの最高音域で半音階的に動く箇所ではピッチがどうなるか、実演もして下さり、「つむじ風」の箇所や、和楽器の合奏を模したページは興味深そうに見て下さいました。
入賞の発表が予定より半月遅れたので、てっきり落選だと思い、敗因を考えていたところでした。
これからパート譜作成です。"Naissances"が誕生します。
フルート・オケのスコアはCD-R に移していたので無事でした。