池田 悟≪作曲家≫のArabesque

・・・深くしなやかに・・・(音源リンクしてます)

ぶっ倒れた~!

2007-10-19 | 社会・生活・食・健康

幼少の頃は、よく血液検査を受けた。幼児の血管は細く、なかなか注射針が刺さらず、あっちこっち刺されたあげく腕の血管はあきらめ、結局手の甲から採血した。
自分は泣き疲れ、痛みにも慣れてしまっていたが、母は目を背けた。そんな幼児期のトラウマを晴らそうという意図があるや無しや…
昨日、1年振り以上で31回目の献血に行った。献血に行くには条件がある。午前中、代官山でレッスンがあること。そして午後の池袋のレッスンまで、4時間ほど空き時間があること。
「久しぶりに煎餅を食うぞー」と喜び勇んで行ったが、献血が終わり、せっかくこれから煎餅食べ放題、ボタンを押して飲み物が出てくるのを待っているところで、記憶が途切れた。

「大丈夫ですかー」「池田さーん、意識はありますかー」大きな声で眠りを妨げられた。
「何でこの人達に起こされなきゃならないのかな?」4人位の人が僕を起こそうとしているが、自分の体が言うことを聞かない。
担架で運ばれながら、献血の後に倒れた事を理解した。
介護室のベッドに寝かされ、冷汗を拭いてもらい、点滴を1本(500cc)してもらう。
倒れた所には丁度マットが敷いてあり、倒れ方も腰から落ち、その後で後頭部を打ったそうなので、打ち方も弱く、肘などにもかすり傷一つ無かった。
それでもこのセンターの最高顧問らしい80代と思しき医者から、これからすぐ病院で検査してもらうよう、仕事は休めないかと勧められたが、病院には翌日行くと約束し、飲み物とお煎餅とドーナツを食べ、再度血圧を測り、許可されたので、献血センターの所長に付き添われ、タクシーで池袋まで送ってもらった。

車中、いろいろ話した。話さなければ言語障害を疑われると思い、池袋の仕事の話、作曲の話、献血事情…。僕のホームページに興味を持たれた様子なので、名刺も交換した。
お昼抜きになってしまった事を察して下さり、別れ際、お煎餅、クッキー、スポーツドリンクなどが入った袋を頂いた。
仕事を終え、帰宅したら献血センターの女性スタッフからお電話を頂いた。「僕の不注意で、すみません」と、謝った。
・・・
実はいつもの事ながら、成分献血が終わる頃は針を刺された腕がジンジンしていた。
血圧を測ったら90に満たないので、深呼吸するよう言われた。
出口まで歩く際、立ちくらみがし、待合室で椅子に掛けると猛烈な目眩がし、それをココアで振り払おうとしたら、倒れてしまったのだ。

今朝、指定された近所の日赤病院の脳外科に行く。
献血センターの職員2人が待って下さっていた。CTスキャンとレントゲンを撮った。
異状なし。血液の流出に対する「神経反射」だろうとの事だった。
(写真:フルート・オケの入賞祝い)



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