静岡大学在学中、グルノーブル夏期講習でパリ・コンセルヴァトワールのミシェル・メルレ先生にフーガの作曲を師事した。
講座ではシンメトリックの重要性を説かれ、僕も含め学生の書いたものでしばしば指摘されたのが「メロディック」「ロマンチック」…
褒められたと思いきや、違和感がある、様式が破綻する、という意味だった。
完成作品をフランスの小学生から高校生の弦の受講生によるアンサンブルに演奏してもらった際、メロディック、ロマンチックな箇所を見つけると、チェロの小学生の男の子が面白がって何度もそこをさらっていた。
40年後の今、自身が生徒にフーガを教示することになり、復習と模範を兼ねてこの《マルチェッロの主題によるフーガ》を作曲した。
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