多くの会員制サービス業が唱える「退会防止」…僕はこの言葉の効果に懐疑的だ。
僕自身、退会防止を念頭に置いたレッスンなどしていない。そんな事を考える余地も無く没頭し、レッスンの30分はあっと言う間に過ぎていく。
退会防止に留意してレッスンするのは、離婚されないよう相手のご機嫌を取りながら結婚生活を送るようなもの。
いささか消極的過ぎではないか?邪道では無いか?
飽くまで僕は「レッスンの王道」を探求したい。
==フランス人Anethさん(小学校教師)のコメント==
「離婚されないよう…」との比較は好きよ。「飽くまで (obstinément)」という表現も!
商業社会にいる私たちが質を保ち、物事の深みに到達するためには「屈しない」ことが必要ね。努力する感覚や、我慢してずっと練習し続けなければならないことを子供たちに伝えようとするのは言うまでもないのに、あらゆる習い事でお金の話になるや否や、子供たちはこの言葉を頂戴するのよ、「早く、さっさと!」。
教育は、外科医が病院の収益の心配をする以上には、学校の収益の心配をするべきではないでしょう…学校、病院の利用者は「顧客」として扱われるべきではないでしょうし、彼ら自身、「顧客」として振る舞うべきではないでしょう。
最新の画像[もっと見る]
- アルトフルートのための"The Salutation" 再演 8年前
- 《Breeze in A》の指揮/YouTube 10年前
- 島村楽器ピアノフェスティバル語録(第8回~第10回) 13年前
- アルトサックスとピアノのための《詩篇》初演予定 13年前
- ユーロミュージックから「ショパンのノクターン」楽譜出版 13年前
- 6手のための「ショパンのノクターン」編曲/初演予定 14年前
- バリトン歌曲《月》再演/奏楽堂 15年前
- 初見課題曲 16年前
- ウィンドオーケストラ作品の委嘱 19年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます