十返舎一九の「東海道中膝栗毛」の中に、“弥次郎”(ヤジさん)と “喜多八”(キタさん)が 登場します。 天秤オモチャの「弥次郎兵衛」の名称は、“ヤジさん” が 由来と言われています。 正確には、“ヤジさん” が旅に用いた 今で言う “ショルダーバッグ” の様な物です。 二個の竹製小物入れを紐で縛り、肩に掛けバランスを保つ実用品ですから、天秤オモチャの「弥次郎兵衛」と、明らかに用途も見た目も異なります。 単に、江戸時代からの “商標” だと思います!
天秤オモチャ「弥次郎兵衛」は、多少揺すっても倒れません。 その原理は、左右の文鎮(重り)で均衡を保っているから、支点が台にある限り バランスが取れるのです。 「何を言いたいのか」と聞かれると「左右どちらかの文鎮が外れると、“弥次郎兵衛” でなくても倒れる」と言いたい。 具体的に言及すれば “健康” と “病気” は、微妙で絶妙なバランスの元に維持されると強調したいのです。 病気に罹らない身体は、“ワクチン” や訳の分からない “新薬” で培われる筈が無いのです! なぜなら、“科学” や “医学” が進歩して “ガン” を始めとする “難病・奇病” が、増え続ける道理は有り得ません。 そこに、バランスが狂った「弥次郎兵衛」の正体が見え隠れします!
最近 病院 や 薬局 で処方されたクスリが、裏ルートで流通し 問題になっています。 ある意味で、起きるべくして起きた事件です。 世の中に金が潤沢に流れなくなると、現在の稼ぎ頭である “医療界・医薬界” に群がる輩が増えるのは 当然です。 それと、未だに払拭されない “医療・医薬 神話” です。 「医者に診てもらえば 病気は治る」「クスリを飲むと 痛みや苦しみから解放される」 それは、“現代の迷信” です。 緊急疾患 や 感染症 は別にして、“ワクチン” や “新薬” で健康を維持できると考えるのは 間違いです。 「ワクチンで 感染症から免れる」「新薬で 難病・奇病が治る」 夢を見るのは自由です。 しかし、現実ではありません。 寧ろ、“クスリのリスク” の方が大きいと言う事をお忘れなく!
こんな話があります。 「タミフルを飲んで 数十万人の患者がインフルエンザの悪化を免れた。その中の数人が “脳障害” や “副作用” を起こして死んでも、それは “リスク” の範囲内だ」そんな持論を展開するコメンテーターがいます。 それは 間違いです。 数人が死んだと言う事実はあっても、タミフルでインフルエンザが治った事を証明できません。 そもそも 風邪 や インフルエンザ で、健康な人は 死を齎す病気で無いのです。 持病の悪化 や 薬害 が、身体を蝕むから危険なのです!
過去にパンデミックを起こした “スペイン風邪” は、流行性感冒 や インフルエンザと 根本的に違う病気です。 また、“新型コロナウイルス” も 原因不明の感染症です。 罹患を阻止するのは、ウイルス と 患者 の封じ込め以外にありません。 ワクチン や 治療薬 で抑止できると考えるのは、“未知なるウイルス” を軽視する証です。 何の手立てもない感染症は、PCR検査の徹底・陽性患者の隔離・重症化しない為の応急処置が、今できる医療の限界です。 “m RNAワクチン” ですか? 医療啓蒙が目的のワクチンを、疑問なく信じる事の “リスク” は甚大です!
「確証もないのに 出鱈目を言うな」そんな意見も あると思います。 然らば「“m RNAワクチン” に 実績があるのか」と言いたい。 今 進行中の “ワクチン戦争” の行きつく果ては、“無節操なワクチンの奪い合い” ないし “医薬品の高騰” かと思います。 案外 数か月で “薬害トラブル” が勃発し、ワクチンの信頼性が急落するかも知れません。 「21世紀最大の “似非クスリ” か」と!
天秤オモチャの「弥次郎兵衛」は、バランスが大切です。 それと同じ様に、“健康” と “病気” のバランスを、ほど良くコントロールする事が必要です。 “強いワクチン”・“強い治療薬” 、受け入れるとは「弥次郎兵衛」の重心(支点)が、狂っても仕方がないと妥協する “危険な選択” です。
日本人の多くは、分かっている筈です。 “新型コロナ(m RNA)ワクチン” を「接種したい」が 48%「接種したくない」が 41%、外国に比べ “医薬品” を過信しない国民性が 救いです。