ペコさんの病状についてはずっとブログを拝見していたので、分かってはいたつもりだった。
だけど、改めて本を読んでみて、そして自分も乳がん患者としてこの本を読ませていただいた時、いわゆる『乳がん』と『若年性乳がん』の違いをひしひしと感じました。
こんな言い方が正しいかどうかは分かりませんが、似て非なるもの。同じ乳がんでも違うものなんだと・・・強く感じたのです。
4年前義兄が白血病で他界した時、やはり白血病について調べて知ったことはたくさんありました。
一般的には骨髄性のものが多い中、ウイルス性のものがある事も知った。
それと同じ。
一口に乳がん・・・って括れないんだなぁ・・・と。
元気で病気なんてどこ吹く風。
若い頃はまさか自分がそうなるなんて誰だって考えもしない。
脅かすわけじゃないけれど、誰しもガンの因子はもっていて、色々な条件が重なって発症したりまた発症しなかったり。
乳がんの原因として『飲酒』と『喫煙』が挙げられるけど、私の場合はこの2年ばかりで復活したので、乳がんが出来始めていたであろう5年前は大腸がんを患った後と言う事も有り、食生活運動全てに於いて気を付けていた。
なのにですよ・・・こうして罹ってしまった。
大腸がんの時もそう。「便秘がちの人は気をつけなさい」そう言われるけど、便秘なんて経験した事もないし、またその当時も生活に関してはこれでもかってくらい気を使っていましたからね。。。
親はこう言います「ストレス以外の何ものでもないだろう」
精神的な面から病んで行ったのかな・・・とね。
ペコさんは何度も見逃され、完全に乳がんだと分かった時にはかなり広がっていました。
ガン細胞は結束力が弱いからどんどん”旅”に出ようとする。
乳管ガンの場合は(乳がんにはその小葉ガンというのもある)ガンが自分で道を掘って行かなくても既にできているから、だから早いんだよ。
主治医からそんな話も聞いた。・・・納得。
よくテレビとかで病気特集をして、その主たる症状を紹介しているけど、それは全面的に信じない方が良いと思いますよ。
先日娘が半分怒りながら『テレビなんて嘘ばっかりじゃん!!』って言ってましたが、嘘じゃないんです。
他にも”真実”があるだけ。それが紹介されていない。ただそれだけ。
このブログでも幾度となく書いていますが、いわゆる乳がんの症状として固くてゴツゴツして動かず痛みが無い。
でも私のは違いました。やわらかくてコリっとしていて動くし、何より痛かった。
そして2年前の検診で『乳腺のう胞疑いあり』と診断されたその時は、大きさ的には明らかにガンと分かる大きさだった。
超音波の女性技師のせんせいの顔がこわばった事を今でも覚えています。
でも読映の先生は”がん”とは診断しなかった。
寝ようとした時何となく触って、たまたま見つけたしこり。
もしもあの時見つけていなかったら、今頃はもっと大変なことになっていたのは間違いない。
えくぼ症が出ていなかったら、分からなかったかもしれませんけどネ。
(えくぼ症は腫瘍が大きくなることが原因で周りの組織を引っ張りえくぼの様な窪みが出来ることです)
病気に対する興味と好奇心?が私を救ったと言っても過言じゃないと感じます。
その昔初めての子供を流産した時にかかっていた病院がそれはそれは酷い病院で、自分を守るには自分しかいない。
それから私は自分の体に起きた異変、また身近に起こった病気に関しても他人事でなく調べ頭の中にたたき込んでいったのです。
やっぱり医師も人間です。
間違いを起こす事も有ります。だからこそ最低限の知識だけはもっていたい。
そう感じずにはいられません。
信頼のできるお医者様と出会えたならばもうそれはそれでお任せすれば良い事。
だから私は東京に引っ越した後も、神奈川のこの病院(K里大学病院)に通いますよ^^
悪性度が低かったのが何よりもの助けでしたが、非浸潤ガンか浸潤ガンかって問われれば間違いなく浸潤ガン(転移を起こすもの)だったし、ステージもⅠかと思いきやⅡaでしたしネ…
でも先生は『悪いところは全部とったつもりだから大丈夫!!』そう言ってくれたその言葉を信じるしかないのですよ。
前向きに生きてさえいれば、絶対に病気なんてはねのけられる。
そう信じています。
来るなって言っても来ちゃった厄介な奴。
笑って付き合ってやろうじゃないの!!
そのうち私の体から完全に追い出してやるんだから!!!
ガンに対してはそのくらいの強気があっても良いものですよ^^
だけど病気になったことは決して後ろ向きな事だけでは無かったから。
コレが無ければもしかしたら、動こうとは思っていなかったし、新しい挑戦もしなかったかもしれない。
何度も病気して、三途の川渡り損ねて?!離婚して~娘の不登校や姉妹の病気等々、次から次からバラエティーに富んだ私の人生ですが、何にも無いより楽しくていいやね♪
強がりでも何でもなく、与えられた試練を楽しんでみようと、改めて思った次第で有りますよ。
Fight~!!ジブン♪