信の信州からの贈り物

信州で単身生活 6年、その間に魅せられた信州の大自然。そして関東周辺の自然と花々を織り交ぜて発信しています。

2017/10 どんより信州 in Autumn №2 ~7.奥穂高岳~

2017年10月10日 | 北アルプス(南部)

お早うございます、信です。
また新しい週に入ります。
季節は神無月、寒露の初候 第四十九候 鴻雁来(こうがん きたる)です。
今朝からは「さわやか信州」と云えなくなってしまったので、タイトルを変えました。
世の中、総選挙モードですが私は相変わらずノーテンキです。

takayan師匠も云っておられますが、昔は今日が「体育の日」でしたね。運動会シーズン真っ盛りの休日でした。
また秋晴れが約束される一日でもありました。

錫杖さんはまた南アルプスへ行かれるようです。
大千丈の時に「この秋は2つ出来たら・・」と云っていたのに

 1.別山尾根から劔岳(小屋泊)

 2.黄葉上高地岳沢〜間天のコル

さらにもう一座ですか!掟破りですね。羨ましい・・
私はうちのクマさんと、せめてもの日光散策でした。


さて穂高山荘に這う這うの体で着いて、しばらく休んでからテラスに出ました。
ここのテラスからの眺望は最高です。
時刻は10/1のPM15:50


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背面からの光で涸沢カール全体に影を落としています。
先程までの太陽エネルギーはダウンし、風も強くあっとという間に体温が下がります。


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前穂の奥の南アルプスも見えなくなりました。


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まだこれから奥穂を目指す人がいます。皆さん空身なので小屋泊まりの人でしょう。
まだこの時間ならNiceな眺望が広がったことでしょう。
私にはその体力が残されていませんでした。


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明日はどんな来光が拝めるのか


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天気予報は完全に下り坂・・


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テン場はこんなところにあるんですね。


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寝ぼけて下まで落っこちないかしら。。


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大天井にも雲がかかります。


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常念坊も雲の帽子を被っていました。


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1時間後に出てみたら


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更に雲が広がっていました。


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青空の涸沢岳で、こちらを眺めている人がいました。


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この日の穂高小屋は余裕の収容人数。私の部屋も2階席に空きがあって、布団は1人づつ。
美味しい夕食を頂いて、19時ごろ就寝。

まったく目を覚まさず、翌朝起きたのはAM 4:00過ぎ
やはり疲れていたようです。

10/2(月)夜明けの一服で、外へ出てみるとあまり寒くありません。





この日の朝食は朝AM 5:30から
食堂で美味しく食べていると、それまでまっ白だった窓が急に赤くなりました。

大急ぎで食べて、カメラを抱えてテラスへ


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何とも云い難いご来光


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皆さんもカメラを向けていますが
いまいちテンションが上がりません。


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暗いうちからヘッデンを点けて登って行く人も多かったですが
この時間から登る人もいます。荷物を背負って岳沢へ向かわれるのか


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とにかく周りは真っ赤でした


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妙に気になる櫓


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朝日が昇りましたが
そのまま上の雲に隠れそうです


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カール全体が真っ赤になって
涸沢ヒュッテのテラスでは沢山のフラッシュがたかれています


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ガスが幻想的な雰囲気でした


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この女の子はずっと朝日を見続けていました。


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そろそろ戻って今日の準備をしよう。


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荷物は小屋にデポして、アタックザックにイチガンを放り込みます。
AM 6:10 あまり天気が崩れないうちに登ります。


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でも上はガスだらけ
登る足にも力が入りません。


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良く見るピッケルのモニュメント


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左は切れ落ちてます


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でも岩に案内はしっかり書き込まれています。


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これを右にトラバースして、左に巻くような感じです。


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頂上が見えました。


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禁断の西穂への道


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その先はガスで全く見えません。


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奥穂高岳 3,190m登頂です。


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下に道が見えます。
おそらくこれが吊り尾根への道でしょう。


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ここからどんな景色が見えるかは、はりさんのページでご覧ください→ 奥穂高岳に登って来ました(5)

もっと天気が良かったら、あと一週間は続けられたのに・・


明日はザイテンを下ります。

途中、雨になりました。


それでは皆様、ご機嫌よう。





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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご来光 (takayan)
2017-10-10 07:31:14
おはようございます。
何と言っても今日はご来光ですね。
特に14番は幻想的で、思わず手を合わせてしまいそうです。
カール全体を真っ赤に染め上げるのも、雲があればこそでしょうか?
19番の櫓の1枚も好きです。
21,22番は大きくプリントして見たくなる作品です。
朝から幻想的で、素晴らしい写真を見せて頂きました。
ありがとうございます。
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Unknown (はりさん)
2017-10-10 07:47:16
おはようございます。
タイトルを変更ですね(笑)
しかし、幻想的なご来光ではありませんか。
こんなご来光にはめったに出会えないので
ラッキーだと思います。
(晴れているにこしたことはありませんが)
頂上へ向かうハシゴもガスで
高度感が無かったのではないでしょうか。
頂上からの絶景は残念でしたね。
リベンジするしかありませんね。
私のブログを紹介いただき恐縮です。
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Unknown (錫杖)
2017-10-10 09:00:46
おはようございます。

わたしも思わず21番に目が止りました。
沸き上がるガスの間から朝日が射し込み涸沢カールを茜色に染めていく、この瞬間、奥穂山荘にいることがいかに貴重なことか伝わってきますね
 涸沢に泊まった方々もこの朝日射す光景はさぞ幻想的なモルゲンだったことでしょうね 
 明日からのわたしの山行にも山の神々が降臨くださることを切に思っています。
 前線の影響で大気が不安定ではありますがせっかくの連休なので覚悟して行ってきます。
 
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ご来光 ()
2017-10-10 11:34:25
takayan師匠〉

こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。
幻想的なご来光・・確かに、良く分からないご来光でした。
確か去年、木曾駒ヶ岳に登った時も、こんな感じでした。
あの時は日が昇るにつれて青空が広がったものでしたが、今回はそうはいきませんでした。
21,22番、ありがとうございます。
そう云って頂けると撮った甲斐があったと嬉しくなります。
いつも温かいコメントありがとうございます。

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タイトル ()
2017-10-10 12:08:38
はりさん〉

こんちは
あれ、タイトル入れ替え、バレました?
完全にかぶってしまいました。
幻想的なご来光は去年、木曽駒で十分堪能したのですが・・
やはり不遜な人には山の神は微笑みませんね。
はりさんは「登らせて頂く」とおっしゃっていましたよね。
私は涸沢小屋ではまだ元気があったので「待ってなさいオクホ!」なんて云ってた気がします。
やはり山では謙虚でありたいです。
もう眺望は諦めていたのですが、山の神の粋な計らいで不遜な私にもそれなりの絶景のプレゼントがありました。
山の神に感謝です。
コメントありがとうございます。
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モルゲン ()
2017-10-10 12:22:23
錫杖師匠〉

こんちは。
2010年にいった時がそうでした。
山の中腹がモルゲンで明るく染まり、トップは雲に隠れているような感じでした。
何となく中途半端な記憶が残っています。

明日からの晴天を祈っていますが、明後日の朝が微妙です、でもそれほど大崩れはしないでしょう。
良き山行を楽しんで下さい。
コメントありがとうございます。

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