お早うございます、信です。
季節は進み8月葉月は処暑の初候、第四十候 綿柎開(わたの はなしべ ひらく)になりました。
柎とは花の萼(がく)のこと。
ワタは七月から九月にかけてフヨウによく似たクリーム色の美しい花を咲かせますが、それから約一ヶ月後、丸い実を包んでいた萼がはじけ、中からふわふわとした綿毛に守られた種が跳び出します。
この綿毛を紡ぐと木綿の糸や布になりますが、純白の綿毛は萼をつけたまま花材としても用いられます。(暮らしの暦より)
立秋から処暑へ、近頃めっきり朝夕は涼しくなりました。
コロナのことが無ければ、残り少ない夏休みに忘れたものを取りに行きたい、そんな焦燥を覚えた日々もありました。
まったくこのクソ忌々しいウィルスによって、還暦の2年間の夏を棒に振ったような、まったく理不尽な暴力を受けたような気がしてきます。
若しこのウィルスの誕生に関わる犯人がいるなら、その責を負う団体は全世界・全人類に対して損害賠償の責を負うべきでしょう。
さてまた年寄りの繰り言はこれくらいにして。
ネタが無いので「あの稜線」シリーズを続けましょう。
今回の在庫は比較的新しく・・
昨年・秋の北アルプス漫遊の、この山の肩から
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山頂へ向かいます
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その左手には槍・穂高の雄姿。
その間に深く抉られた大キレット。その手前は弓折の稜線でしょうか
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懐深い黒部五郎のカール
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こちら側の稜線の先は、黒部源流から祖父岳から水晶へと延びています
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右手の稜線の先に黒部五郎小舎の赤い屋根。
すぐに三俣蓮華の裏山に連なっています
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振り向けばこの日歩いてきた、太郎平から北ノ俣岳の稜線
太郎平は鍬崎山の見える凹んだ峠
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その右手には薬師と立山、雲間に劔の鋭鋒
奥には白馬岳の後立山、そして赤牛の長大な稜線が続きます
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山頂の奥には飛騨の名峰 笠ヶ岳
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その右手は奥深い越中・飛騨国境の山々
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黒部五郎の頂です。
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頂から見下ろす右手の稜線
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下りは左手の稜線から、カール真ん中へ急坂を下りていきます
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下りは薬師・立山が正面。劔の雲が飛びました
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この稜線からは北アルプスの綺羅星が一望
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急坂を下ります
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水が無くなってしまったのですが、カールの沢で給水。助かりました。
これはカールの真ん中に陣取る雷岩
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いつの頃か、雷が落ちて割れたとの伝説です。
カールの真ん中を歩いていきます
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振り向くと黒部五郎の羊背岩が迫ります
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カールから黒部五郎小舎までは2時間かかります。
上から見ていると近くに見えるのですが、意外と距離があって、ゴーロ岩に手こずりました。
そう云えば、私も毎年お世話になっている三俣山荘さん。
コロナの持ち込まれで、現在お休みになっています → 北アルプス黒部源流
また秋にお世話になりたいと思っています。
それでは皆様、ご機嫌よう。
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