活きよ!思う存分!

”一日一生”、一日を思いっきり楽しく,肯定的に活きて行きましょう。明日は、生まれ変わった、一日一生が始まります。

講演会

2010-08-27 00:10:56 | Weblog
◆2397 講演会 2010/08/26(木)

   知人の紹介でNPO新現役ネット主催、「引きこもり国家から脱却の道は?」講演者は元国連事務次長、明石康氏、講演の前30分ホストの岡本行夫氏、元外務省官僚、並びに福岡正行氏、白鴎大学教授の二人が前座で世相をぶった切り、講演終了がは3人によるパネルディスカッションと二時間は瞬く間に過ぎてしまい物足らなさを感じたが明石さんの講演内容も素晴らしかったし前後のプログラムもとても興味を引く話題で面白かった。会場は永田町にある星陵会館ホール二階席に椅子席を用意するほどの満員盛況、300人以上いたのではないかと思われた。この規模で会費1000円は超安い。NPOを支援する企業スポンサーが8社も付いていれば頷ける。3人とも個性が有りそれぞれ自分の得意分野で主義主張をしているスタイルは大いに学ばねばと思う。岡本、福岡両氏ともに昭和20年生まれ、同じ世代を生き抜いてきた同志で親近感を持てる、今後とも二人の言動と行動に注目していきたい。以下は今日のフォーラムの要旨であり、東京まで出かけていく価値は十分有った。

【明石康さんの話】
 ○日本は量(GDP総額)よりも質(福利厚生、生活品質)に注目すべき、
  中国のような人口10倍以上の国と量の争い時点は可笑しい。これからは
  「量」ではなくて、「質」で世界地位を獲得すべき。
 ○現在日本の若者は過保護である、入学式の時父母席も揃って参加
 ○群馬県:明石塾(80人)、福岡:次世代リーダ養成塾(250名)が
  あり、非常に優秀な日本若者がいる。全体的に日本の若者は引籠り
  気味だが、このような優秀な若者もいる。
 ○高校生向け将来偉くなりたい調査結果:
    米国:22% 中国:34% 日本:8%
 ○日本企業は海外に留学して勉強した知識を認めてくれない
  中国なら海外留学生が戻ったらとても尊敬されて、偉くなるが、
  日本は海外留学して戻ったら全然尊敬されない。経団連も注目している。
 ○1992年日本は世界競争力1位だった、今は28位。ずっと下がっている。
 ○海外からの直接投資対GDP比率:日本は2.5%。閉鎖的である
 ○東大の学長は10年後東大教授の10%、学生の12%を外国人に
  する予定と言っている。素晴らしい計画だが、納期は長い
 ○大学は一般教養と外国語(できれば2~3ヶ国語)の勉強で良い、
  自分の合う道を選べるまで時間かかる。専門勉強は大学院に入って
  からでもよい。
 ○日本企業はまだ一部しかないが、英語の会話実行は非常によいこと。
  できれば三菱商事みたいに社長変えれば政策変わるではない、継続する事。
  楽天とユニクロに注目している。英語は流暢でなくてよい。
  まず相手に意味が伝えられればよい。単語が大事。
 ○これからは多文化、他民族の世界、異文化を尊敬しあうのが大切
 ○欧州では同時に数ヶ国語話せる子供がいっぱいいる。外国語は
  子供の時から勉強しても問題がない。正しい日本語が話せるのは
  大事。最近の日本語は変な所が多い。「和製英語」はおかしい。
  日本に来る外国人にとっても迷惑。
 ○日本のメディアは自虐的、NHKの朝7時半の番組みたい。暗い話
  ばかり。全く見る人の気持ちを考えてない。明るく、人に元気を与える
  番組(新聞、ニュース)をもっと放送してほしい
 ○日本のメディアの世論調査が多すぎる。

 ○これから日本の活性化対策(ひきこもりからの脱出策)
  1、女性に働きながら子育てできる環境を作ってあげること
  2、若者が将来に希望を持たせる社会を作ってあげること
  3、元気な高齢者が社会に貢献できること
    ⇒高齢者でも元気で社会に継続的に貢献できる環境を作る事
  4、長期的に、計画的に移民政策を導入すること
    ⇒外国留学生は日本の若者より元気、日本学生によい刺激を与える

 ○日本は憲法の前文から9条を解釈しても、日本はもっと国際社会に
  貢献するように積極的に行動すべき

【岡本行夫さんの話】
 ○フィーランドは530万人の人口しかない国だが、世界一幸せ
  と評価される。消費税は25%だが、誰も文句言わない。日本は
  10%にするだけで文句言われる。税金は高くてもよいが、やはり
  税金の使い道等透明性が必要。フィーランドは透明性があるからだ。

【福岡正行さんの話】
 ○専ら司会と進行役に努めていたが、メディア批判と民主党への辛口コメントが印象的であった。


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