＜２９番札所 青葉山 松尾寺（あおばさん まつのおでら）＞
場所：京都府舞鶴市松尾５３２
唐僧の威光上人が青葉山中の松の大木の下で修行中に馬頭観音像が現れ、慶雲5年(708年)にこの松の木の下に草庵を造り、観音像を祀ったのが松尾寺の興りとされている。
１１１９年には鳥羽天皇時代には寺領４千石、寺坊は６５を数え、繁栄していたという。
その後、織田信長によってことごとく焼かれたが１５８１年細川幽斎によって復興し、京極家の修築を経て１７３０年に牧野英成によって今日の姿となっている。
馬頭観世音菩薩は頭に馬を載せていることから、農耕の守護神としてまた畜産の発展や交通安全、あるいは競馬関係者にも信仰されている。
境内にある馬の像もそれにちなんだものだろう。
国宝の「普賢延命菩薩像」（12世紀前半に制作されたといわれている絹本著色画。但し、現在は京都国立博物館に寄託されているとか。）
他に阿弥陀如来坐像をはじめかなり多くの重要文化財などがある。
車でこの山門にたどり着く道は、凄い急な登りである。
この仁王門は江戸中期、享保15年～享和2年(1730～1802年)に建てられたものといわれ、風格のある建物である。
本堂に向かって掛けられた廊下。なかなか趣きがあっていいものだ。
本堂は二重屋根の特異な形状をした宝形造りであり、非常に珍しく、印象的である。本堂正面にある「手水所」の屋根も宝形造りである。唐僧の威光上人の創建ゆえなのだろうか？ またこの青葉山は死火山だったこともあり、寺の階段石、基礎石などに溶岩が使われているのも特徴だ。 現存の「本堂」は享保5年に着工し、10年の歳月をかけ享保15年(1730年)に完工したものといわれいる。
「鐘楼」の横には大きな「銀杏の木」があった。
木は元永2年(1119年)に鳥羽天皇が手植えした銀杏だとか。立てかけられた看板には、「樹齢８７０年、根回り６ｍ、・・・」などが・・・。
西国第４番「施福寺」の境内にも馬の像が置かれていたが・・・。
今は拝観することが出来ない本坊（？）の門には菊花の紋が・・・元明天皇勅願寺であることを照明するものだ。
こんな石碑も・・・。
境内のもみじ。葉っぱが一回り大きいのだ。そして実をつけていた。
ご住職が考えられたものかどうか聞き忘れたが、この他にも「よい人材を得るために」「良寛さんのいましめ」「人生往来手形」「極楽往生手形」などがＢ４版１枚１００円也。全てを買った。
２年前の夏、舞鶴、天橋立を旅行し、舞鶴に泊まったんですが松尾寺はまったく知りませんでした。立派なお寺のようですね、こんなところを訪ねないと本当の旅行ではないですネ
老いの戒め、二が気になりますね。先日のＯＢ会でも、この項を見せたい人がおりました。自分も知らないうちにこうなっていないか要注意です。
熱心に続いていますね～！！
これって、日帰りで順番に行っておられるんですか？
舞鶴に天橋立・・・めっちゃ遠いですやん！
立派なお寺ですね。
夫も札所のご朱印を集めてていますが、京都に出かけた時についでに、と言う程度なのでなかなか満願には至りません。
京都市内、奈良はほとんど集まっているようです。
４月に根尾の薄墨桜を見に行った時に結願の谷汲山華厳寺のご朱印をいただいてしまいました。
順番無視もいいところです。
「老の戒め」いいですねえ。そろそろ気になります。そうだ！体力があるうちに遊ぼうなんて、３番を勝手解釈しました。
福井県ですが、東峰６９３ｍ、西峰６９２ｍと
二つの頂を持つ山で、この様な山を「双耳峰」
（そうじほう）と言います。
有名な「双耳峰」では北アルプスの「鹿島槍ヶ岳」
があります。
青葉山西峰には松尾寺の奥の院がありますよ！
山頂からの眺めは最高です。
日本海に突出てそびえる山、懐かしく思い出されます。
本題に、松尾寺古く時代を感じさせる、趣きのある
お寺ですね。「老の戒め」私は、四番目の様に振舞って
行きたいものです。