ツガ(栂)は、マツ科ツガ属の常緑高木。
別名はトガ、ツガマツといいます。松ぼっくりが出来るのです。
秋篠宮文仁親王の印に用いられている木です。
漢字で「栂」と書くことから、樹液が多いため母なる木ということなのでしょう。私は切ってないので分かりませんが・・。
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この木が平坦地にあるのはマレで、箸墓古墳の東側にある桜井市箸中「慶運寺」の境内に2本あるのです。
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後期古墳の石棺に掘られた弥勒菩薩。
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本堂の裏側には横穴式石室が・・・。
このお寺の本堂西側は、この周囲の後期古墳の石棺に掘られた弥勒菩薩があり、また本堂の裏側には円墳と思われる横穴式石室がある有名なところです。
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本堂の裏に古木が・・・。
1本はこの古墳横の庭の斜面にあり、幹回り1.5m、高さ12mほどになっています。残念なことに枝の一部が枯れ、切り落とされています。近くに枝の一部でもあれば・・・と探しましたが・・見当たりませんでした。
残る1本は、本堂前にあり、これは4mほど。樹皮には苔が付き貫禄が出てきています。
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このツガは、雪の多い裏日本には殆ど無く、表日本側に偏り、海抜400mから1600mに生育しているとか。
この木は、山の尾根や急斜面などで乾燥する場所を好むとか。
古木のツガは、かなりの大きさだが、いつ頃植えられたのだろう。
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ツガの葉はモミに似ているが、モミの葉は長さ2~3cmで、先端が2つに分かれ針のように鋭くとがっている。一方、ツガの葉は長さ1~2cmぐらいで小さく、大きい葉と小さい葉が入り交じっていて、葉の先はへこんでおり2つに分かれて見えます。
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特に、葉の裏の2本の白い線(気孔帯)があるのもツガの特徴です。
葉の付き方も、細い枝に2列には並ぶものの、バラバラの向きで、長さもバラバラに付いています。
また、葉は短く、枝に1~1.5mm平行に伸びたところからほぼ直角に曲がっているのです。
ツガには、松ぼっくりが出来るので、探しましたが・・この木にはありませんでした。
針葉樹の中では、最も堅い木に属し、建材、船舶材、楽器などに利用されているのです。
材料としてのツガ材は良く見ますが木となるとあまり・・・・
奈良・真弓鑵子塚古墳のニュースを新聞で読みました。古代史はチンプンカンプンで何も分かりませんが「石舞台」を上回り国内最大級だとか
地図を見ると丸山古墳、高松塚古墳、キトラ古墳、石舞台古墳など近在に点在しているんですね
でもどうして今まで本格的な調査がされていなかったのか・・・
古代に思いをはせ謎解きをするのもロマンですね
慶運寺の横穴式石室もそんな謎を秘めたような雰囲気漂ってきますね
実は言われなければツガとモミとシラビソは見分けがつかないのです。葉、球果を細かく観察すればわかるのでしょうね。
建築材ではベイツガの方をよく耳にしますね。
なるほど~。
イメージが沸いてきました!ありがとうございます!