スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

紅葉の名所に勝運祈願の寺

2007-06-06 21:15:12 | 西国三十三箇所めぐり

<23番札所  応頂寺 勝尾寺(おうちょうざん かつおうじ)>

場所:大阪府箕面市勝尾寺



開成皇子は宝亀6年(775年)に堂を建てて経を納め、十一面千手観世音菩薩を安置し、『弥勒寺』と命名したとされるのがこのお寺の前身。

その後、行巡上人の代に、清和天皇の病気治癒の祈祷を行い、天皇の病が癒えたことから、寺の法力が王に勝ったということで、天皇が『弥勒寺』を『勝王寺』に改名したとか。
しかし、これではあまりにも畏れ多いとして、『王』を『尾』に変え『勝尾寺』としたと伝えられている。だから「かつおうじ」と呼ぶのである。

京都府亀岡市の「穴太寺」から、ここ大阪府箕面市の「勝尾寺」までは、昼飯を辛抱しながら山越えのクネクネした府道を走り、着いたのが午後2時。
山門横の茶屋(参拝出入り口)に走りこみ、オーダーストップ直前の滑り込みセーフで遅い昼食。
茶屋から眺める山門横の池は、工事中。かなり広い。パンフの写真を見るとそのスケールに圧倒される。

このお寺は、病気回復、商売繁盛は勿論のこと、選挙の立候補者、スポーツ選手、競馬ファンまで幅広い方が、この寺の霊験にあやかるため「勝ちダルマ」を授かりに来られ、奉納されに来られるのだ。

寄進されている看板に、西川潔、ヘレンご夫妻の名前も・・・。


楼門様式で『応頂山』の額が掲げられている「山門」。朱塗りが鮮やかだ。

門を入ってすぐ右横の池は工事中だった。今年中に完成とか。左側にいた鯉はただ今、出張中なのだ。


このお寺は箕面国定公園内にあり、春は桜、秋は紅葉で有名な観光名所なのだ。山門からの境内はもみじの緑色が美しい。


必勝祈願の達磨を授かり勝利のあかつきには奉納にくるのだ。境内のいたるところにダルマが置かれている。ここが所定の場所なのだ。

でも、本堂正面の格子扉に・・・。

こんな灯篭の中にも・・・わかるかなぁ?

さらに、塀屋根の上にも・・・


本堂の西側、本堂に近接して「大師堂」がある。ここには四国八十八ヶ所のお砂踏みがある。
それぞれのお地蔵さんを手で触れて回った。ご利益はあるのかなぁ?



上の写真のお堂に入っておられた仏像。隣の方の顔がユニークなのだ!


3 コメント

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Unknown (なりちゃんじいじ)
2007-06-06 21:55:46
十一面観音、千手観音菩薩さんはこれまで回ったところで多かったような気がします、千手観音は全部十一面千手観世音菩薩はなんでしょうかネ
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Unknown (山法師)
2007-06-07 03:32:58
勝運祈願の勝尾寺、勝負師、アスリート達、勝ち負けに関係する方たちが良くお参りされますね。勝尾寺と書いて「かつおうじ」と読む意味が解りました。あちらこちらの屋根瓦の上に、ダルマがもっと置かれていた様に思いますが? 西川きよしさんの自宅は近所で、新御堂の方へ少し下った所です。紅葉シーズンの時は車の渋滞で大変ですよ! 
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Unknown (駿)
2007-06-07 22:29:46
 新入社員時代にはお寺へ馬車がありましたよ。屋台ではカエデの天婦羅を売っていました。なつかしいです。
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