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王義之 十七帖 『知足下帖』
『知足下行至呉 念違離不可居 叔當西那 遅知問』
<足下の行きて呉に至るを知る。念(おも)うに違離して居るべからず。叔当(しゅんまさ)に西すべきや。知問を遅(ま)つ。>
十七帖(じゅうしちじょう)は、東晋・王羲之の草書で書かれた尺牘29帖を集めたものです。※尺牘(せきとく 書簡や手紙)
巻首の「十七日」をとって十七帖とよばれています。
十七帖は、唐の太宗皇帝が王羲之の書跡を分類整理したものです。太宗は十七帖の複製をつくらせ、弘文館の学生の手本に使わせます。
現存する刻本は、この複製や臨書からつくられたものです。
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