自民党294、民主党57。
新聞やテレビニュースなどで『自民党有利』などという言葉が出ていたので、自民党が数的有利になるんだろうと思っていたが、ここまでとは…。
今回の選挙、野田が解散宣言をしてからどうしようかとずっと迷っていたが(私はいわゆる『無党派層』ってやつの一人です)、政党乱立ということもあるし今までの政治に対する様々な思いもあって、決めきれないので白票を入れてしまおうかと思っていた。
ただ、ふと思い至ったのが、甥(高三・男子)ならどう投票したいのだろう、ってこと。
投票権が無いからどうしようもないけど、でもきっといま投票権があったら入れたい人や政党があるんだろうと思い、『自分ならどうする?』と尋ねてみた。
すると、『あの政党と、あの人』(党名と人名は一応伏せておきます)と即答。理由を訊くと、それはそれで彼なりの論を展開する。
そのあと『こっちの党は?あっちの党は?』などと訊いてみるが、それもそれで論があった。
ならば『今回の俺の一票はおまえにくれてやる』ってことを甥に伝え、昨日は投票所に行った。
そんなことで、今回の小選挙区と比例代表の各一票には、高校三年生の思いが入っている。
8時からの開票速報では、いきなり自民が独走しはじめ、『ばか勝ち』だけは嫌だなぁと思っていたのが、第二党の民主党に5.5倍ほどの大差をつけての政権返り咲き。
以前は危機バネが利いてここまでの大差が付くことが無かったように思うのだが、小泉の郵政選挙あたりからだろうか、『一党ばか勝ち』の様相になってしまったのは。
しかし、次の選挙…たとえば次の参議院選挙などでは逆目が出て、ある意味『危機バネ』が利いたということなのだろう。
ただ、それが衆参ねじれをもたらし、決められない政治の一旦にもなっているのだが。
とりあえずこれで少なくと来年の参議院議員選挙までは、ねじれ解消となるだろう。
そしておそらく、第二期安倍政権が誕生するのだろう。
政治不信も極まって、選挙直後に数にまかせてのなんでもありにならないように、とりあえず今はそれだけ願っている。