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アウランガバードからムンバイへ

2008-04-04 18:40:31 | Weblog
駅のホームには沢山犬達がいました。
 
エローラからの帰りにビービー・カ・マクバラーと言うタージマハールをモデルにして設計された建物をみました。夜もう暗く写真は撮れませんでしたが、全くタージのミニ版といってもよく、昼間遠くから見たらそっくりだと思いました。ただ建築資材は、大理石は墓標まわりとドームだけで、後は石材の上に漆喰を塗って装飾してあるそうです。ここにはものすごく沢山蚊がいて、追い払うのが大変でした。インドの野良ちゃん達は、きっとヒラリヤで心臓を悪くする犬が多いでしょう。可愛そうにあまり長生きは出来ないと思いました。
ホテルに戻ってシャワーをして、いよいよ最後の晩餐です。
町のレストランへ行きました。ナヤンは本当に色々な所を知っていると感心してしまいます。ホテルだって行った先で料金を負けさせて、私達の承諾をとります。予約は全くしていません。
例のキングフィッシャー(King Fisher)で乾杯してそれぞれの旅の安全を祈りました。美味しいお料理をいくつか取って、最後はデザートとチャイで締めくくりました。それでも1人1000円位です。ビールもかなり沢山飲みましたし、ワインやウイスキーも飲んだりしたのにです。暑いのさえ我慢すれば、インドで暮らすのは安上がりですね。もう一つ私が嬉しかったのは、日本にいるときは度々足が痛くて歩くのが辛かったのに、インドに来てからは全く痛みを感じず、快調だった事です。
やはり暑いのと、香辛料が痛みにいいのでしょうか。これからはカレー粉を使った料理を増やそうと思います。
さて夜11:00発のアウランガバード発の列車に乗り込むため私達2人は友人達に別れを告げて、駅に行きました。所が列車が遅れて12:00になるそうで、ナヤンに帰って貰おうと思ったのですが、心配らしく付いていてくれました。でもよかったのです。今回は女2人なので、クーラー付きの二段ベッドで、毛布もシーツもそれに枕まで付いた車両です。でもそれがホームのどの位置に着くかナヤンにもわからず、乗車する時かなりの距離を走りました。ナヤンと別れて、私達はすぐに毛布に包まり寝ました。本当に快適な列車の旅でした。インドに来て初めてこんな良い列車に乗りましたよ。
 朝目が覚めたら、昨日横に乗っていた人たちがいません。終点のビクトリアステーションなのかしらと思って身支度をしていたら、ポーターが乗り込んで来て、階段が沢山あるから荷物を持つと言うのです。一つ10ルピーにしなさいと値切って、持ってもらいました。二人の布製のトランクを頭に二つ載せて悠々と歩いて行きます。すごいなあ!
ところが階段など一つもなく、すぐに出口でした。騙された!と思いましたが、彼らはこれで生活しているのだからまあいいかと解釈。荷物を預ける所まで持って行ってもらいました。タクシーもナヤンに言われたように、タージマハールホテルへと言うとぼられるからと近くの違う場所と30ルピーでと言って乗りました。
朝食を食べ買い物にでかけました。クロホードマーケットに出かけ、カレー粉、シナモン、ジンジャー、アッサム紅茶など、色々買い込みました。昼食は毎回行く、麟と言う中華料理店です。まえよりずっと立派になっていました。相当儲けたな?
キングフィッシャーの冷たくて美味しかったこと! チャー麺と野菜炒めを一つ取って二人で分けて食べました。デザートにアイスクリームとチャイでインド旅行を締めくくりました。これで1人1200円位でした。インドにしては高いですよね。周りの人も、中国人とか外国人が殆どでした。荷物を取って6:30発の飛行機に乗るためにタクシーで350ルピーに値切って、2:30分に空港までと言って乗ったのですが、途中道がすごく込んでいて、普通一時間で行く所、二時間以上かかりました。運転手さんは何一つ愚痴らず、汗を拭き拭き運転してくれたのには、本当に有難く二人でチップをはずんであげたら、ニッコリして喜んでくれました。
 インドでは色々な人々や動物達に会いました。貧しい人々が沢山います。足や手がない犬達、痩せこけた犬達も沢山見ました。でも皆一生懸命それなりに幸せを求めて生きているのでしょう。帰りの車の中から、貧しい掘っ立て小屋から、犬達が出てくるのを見ました。人間も犬達も貧しいなりに肩を寄せ合って生きているんだ。
 何となくほっとしました。
 今度インドに行くのはいつになるでしょうか?
 

8日目 プネーからアウランガバード、エローラへ

2008-04-04 16:39:15 | Weblog
朝食後車でエローラへ。私達2人は今日の夜行列車でムンバイに向かうので何だか落ち着きませんでした。エローラは第34窟まであり、完成された年代が8世紀前後とそれぞれ違うそうです。おおきな岩山を掘り下げて出来た洞窟で、多くの人々が数世紀に渉ってこの仕事にかかわった事になります。解説書によると、第1~12までは仏教窟群。第13~29窟はヒンドゥー教窟群。第30~34窟がジャイナ教窟群だそうです。
この間かなり距離がありゆっくり見学するには1日では無理でしょう。洞窟の中には暗くて全く何も見えないような階段があり、その段差も高く皆で手を引き、声を掛け合って登りました。こうもりの巣があちこちにあり、見上げた洞窟のはるか上には大きな蜂の巣が沢山ありました。

第16窟 ラーマーヤナ。

第4窟入り口近くで。

見上げた天井にはまだその当時の色が残っていて、往時が偲ばれました。

洞窟の入り口にいた猿達と豆売りのおじさん。

 
帰りに寄ったヒンズー寺院の入り口。ここでは外国人の入場料が250ルピー。約1000円、びっくりしました。


寺院の入り口には果物やの店がありましたが、日本では見かけない果物を試食してみましたが、日本人の口にはとても合わない代物で、さすが輸入しても売れないと、日本の業者が思ったのも無理なし。

ヒンズー寺院の前で楽器を演奏してくれた人たち。

この寺院の中にいた犬。親犬と子犬が3匹いて、とても綺麗な目をした子犬でした。あげるものが何もなく、持っていたヨーグルトの飴をあげたら、かりかりと美味しそうに食べてくれました。今頃どうしているでしょうか?未だに気になります。親犬は痩せてあばら骨が見えましたが、子犬たちは親のおっぱいに吸い付いて飲んでいました。