sugisanの趣味のおはなし

1/6サイズのドールや、実物ミリタリー関係の公開をします。

TOY'S SAS のマーク完成

2006-05-27 17:13:23 | フィギュア
ショップ名をTOY'S SASとしたのは良いけど、デザインが全く決まってませんでした。

今回嫁さんと2人でデザインを決めました。
嫁さんは犬好きの為、キャラクターに犬は外せないとの事と、犬は幸運を呼ぶという事で、センターに犬を配置しました。

はっきり言ってぱっと見、何屋さんか分からないような気がしますが・・・nose4


 
賛否両論あるとは思いますが、以後宜しくお願いします。

ちなみにこの犬はヨドバシカメラで買った素材集に入ってました。
それをペイントソフトで色変えて使用してます。





実物Kレーション「Supper」

2006-05-18 10:53:00 | 実物軍装品
最後は夕食ユニットの「Supper」です。yellow1

3種類のKレーションをみると本当にこれだけで満足できるの??
と思うと思います。
実際栄養面では補っていましたが、満腹中枢は満たされなかったようです。yellow10

以下資料の流用

K-Rationは当初、空挺部隊用として開発されましたが、その利便性から一般の陸軍兵士の間にも広く支給されるようになりました。

さてこのK-Ration、実際の兵士たちの間ではどのような評価だったのでしょうか?

MILITARIA MAGAZINEのJean Boucheryのレポートでは「1944年、第84師団戦闘部隊が前線に向けて通過する際、短い休息の間に何人かのG.I達が5箱分のK-Rationを開けると、箱からタバコだけを抜き取って、大笑いしながら残りの中身をぶちまけたのだった、他のG.I達も同じ行動をしており、堀の中に箱の中身を本当に投げ捨てていたのである」と、書いています。yellow18


 また他の記述には「元伍長はK-Rationに入っていた合成レモンジュースの粉末を、戦闘中に飯盒を磨くのにうってつけだったと高言していた」とまで書いており、いかによく出来たK-Rationでさえも、兵士たちの間から「恐怖のK-Ration」と陰口を叩かれ、かなり毛嫌いされていた事が良く分かります。 yellow17

 しかしこれは恵まれた米軍兵士だから言えるジョークであり、旧日本軍の体験記には「鹵獲したK-Rationのメニューの豪華さに目を見張った」とか、「捕虜となったあと、米軍から与えられた箱入りの戦闘食を食べているうちにすっかり体調が良くなった」などという記述はそこかしこで見られます。yellow13


K-Rationが評価を落とす原因になったのは、本来2,3日の短期間の使用を目的に開発されているにもかかわらず、時には1週間もKレーションが続く事すらあったという間違った使用方法にあります。yellow15

 太平洋やイタリア戦線のように補給を人やロバに頼らざる得ない地域では、軽量コンパクトなK-Rationの占める割合が多く、結果、ビル・モールディング著「UP FRONT」に書かれている「K-Rationが引き起こしたトラブルの原因はメニューの単調さから来た物だ、確かに必要カロリーやビタミンは含まれているだろうが、満腹するには程遠く、K-Rationを食べるのには忍耐が必要だった」というように、同じ内容の食事ばかりで慢性的な味覚的欲求不満が障害になってしまったわけです。nose4

 確かに何度かのメニュー変更はありましたが、基本的にK-Rationのメニューは1種類であり、朝、昼、晩の内容の違いもそれほどはっきり分かれたものでなかった為、直ぐに飽きがきてしまったのでしょう。yellow20










先ず開けると出てくるのはトイレットペーパーです。
こんな量で足りるのか?yellow6







入っている缶詰はビーフ&ポークローフ



タバコはキャメルが入ってました。yellow19



ビニールの中に入っている黒っぽい物体は酸化したブイヨンスープの粉末。yellow12


袋側面に見えるのは、スイートチョコレート(チョコレートバー)
残りはフルサイズのクラッカー×4枚です。



実物Kレーション「Dinner」

2006-05-17 11:55:00 | 実物軍装品
次は「Dinner」(昼食ユニット)です。



基本的な各食料の詰め方は3食共に共通です。



写真には無いですが、実際はガムが1枚入ってます。
外箱の内側にもう一つ中箱があり(Breakfastの写真に写っている箱がまさにそれ)、こちらは簡単な防水ケースになっていて、紙に防水の為の蝋が込ませてあるため水に濡れず、火をつけるととても良く燃え、缶を暖めたり、コーヒーやブイヨンを作るお湯を沸かす燃料にもなりました。






Dinnerだけに唯一紙マッチが入っております。



この缶詰の中身はアメリカンプロセスチーズが入っており、当時どんな感じで入っていたのか不明、中も見たくないし・・・・
製造年月が44年10月と刻印されています。



ビニールのパッケージの中には、クラッカーフルサイズ×4枚、グラニュウ糖(粉末の砂糖が箱に入っている・・・こんなのどうするんだ?)、キャラメル、粉末レモンジュース(当時最悪の味で食器洗うのに使ったとかのエピソードがあるそうです。)



箱の右下には箱の中のメニューが印刷されています。

実物Kレーション「Breakfast」

2006-05-16 11:19:00 | フィギュア
WWⅡ中の米軍携帯食料「Kレーション」のBreakfast(朝食ユニット)の実物写真を掲載します。

これは1/6サイズのKレーションの原型になった当方のコレクションの一つです。yellow1

開封するとき、変な虫が出て来るんではないかと鳥肌出るほどビビりながらやってました。

なんたって1944製年の食料ですから・・・缶詰のハムエッグなんかミイラ化してました。怖nose4



向かって右側にガムが見えます。
レーションの中には必ず1個入っています。
ガムにはリラックス効果があるので、現在のレーションでも実行されています。



左に見えるのは4本入りのタバコで、これもやはりガム同様に必ず1箱入っています。
これはベトナム戦争が終わる頃体に悪いという理由で廃止されるまで続きました。生きるか死ぬかの所に居るのに体に良くないって言ってる場合か?yellow6



ちなみにこれが中身のタバコです。
当時は両切りのタバコしか存在していなかった様です。
フィルター付きはいつから出たのでしょうか。
少なくともベトナム戦争当時のMCI(Cレーション)にはフィルターアリ・ナシ両方存在していました。




ビニールパッケージの中には、クラッカーハーフサイズ4枚×2組、フルーツバー×1箱、グラニュウ糖(角砂糖)×4個、インスタントコーヒー×1袋

以上が入ってました。
Kレーションの中身はメーカーによって入れ方や中身のバリエーションが多数存在するので、あくまでその中の一部と認識して下さい。

Kレーション用木箱その2

2006-05-14 16:12:00 | フィギュア
先日開催されたブラックホールに出展したKレーション用木箱の拡大画像をUPしました。


当時はここまで汚れてはいないとは思いますが、あえてインパクトを持たせる為にタミヤの「ウェザリングマスター」だけでウェザリングを施して見ました。



箱を開けた状態です。



写真の様な朝食ユニット・昼食ユニット・夕食ユニット三種類が各12箱ずつ入ってます。