WWⅡ米軍携帯食料「Kレーション」用の木箱です。
この木箱は本当に木で作られており、「ヒノキ」を使用しております。
そもそもKレーションとは何かと言うと・・・
本来Kレーションは補給の困難な敵地奥深くにパラシュート降下した隊員(空挺隊)用に開発され、降下した後、徒歩での移動が前提なので空挺服のポケットにすっぽり収まるサイズ(93×180×42mm)の紙製箱に1食分が収まるよう作られました。
1942年5月、開発者のアンセル・キース博士の頭文字を取り、K-Rationの名称で陸軍に採用されました。このような目的で開発されたレーションですが、その優秀性から一般の部隊にも採用され、標準化されました。
種類としては、朝食ユニット(breakfast)、昼食ユニット(dinner)、夕食ユニット(supper)の3種類が存在し、初期の頃は3食とも薄茶色のパッケージで、一つの木製大箱に朝、昼、夕食ユニットが各12個ずつ、計36食が一緒に纏められていましたが、見た目が同じだった事から度々同じユニットが不注意で重複したまま配給されることもありました。
大箱の中のK-Rationは立てた状態で詰め込まれていたので、そのようなミスを防ぐ為にも、1944年以降には外箱の両側面にはユニットの頭文字が大きく印字され、パッケージの色も茶色(朝食ユニット)、青(昼食ユニット)、緑(夕食ユニット)に分けることで、それが何のユニットか一目で分かるように配慮されました。
以上長ったらしい説明になりましたが、今回製作した木箱は写真を見てもらうと分かるかも知れませんが、1944年以降に作られたタイプの物を再現しています。
それ以前の木箱は多少印字のデザインに違いがあります。

木箱側面及び裏面には極小の釘を使用し、リアル感を出しています。
但し、この釘は飾りのような存在で、接合部には木工用ボンドを使用しています。
印字部分には顔料インクを使用しているので、水に濡らしても色落ちしないので安心です。
箱の大きさは 高さ:4cm、幅:6cm、長さ:11cmです。

裏面の状況。
釘は片側4本ずつ、計24本使われています。
また、表面には「あまに油」という植物系のオイル(木製のライフルのストックを磨くのに使用したりもします)を使用し、木の味わいを引き出してみました。

上部蓋を開けた状態。
実物の場合は、上部蓋も釘で打ち付けられている為、開封するにはバールのよな物でこじ開ける必要があるので、普通その時蓋がバラバラになってしまうのですが、そこまで再現しても意味が無いので蓋の内側に箱が斜めになってもずれ落ちないようにストッパーを違和感無い様3箇所取り付けました。



上の3枚の写真はこの木箱の元となった実物の木箱の写真です。
1/6サイズと比較してもらえれば分かると思いますが、極力実物通りの字体を再現しております。

この写真は、あまに油を塗る前と後の比較写真のつもりですが、写真写りの関係であまり違いが分からないかも知れません。

参考にKレーション紙箱を実物通り3種類を各12箱、合計36箱入れてみました。
※商品として販売する時は木箱の中には36箱の紙箱は入っておりませんのでご注意ください。

参考写真として、木箱5個でディスプレイしてみました。
Kレーションの紙箱が入っている一番汚れた木箱は「田宮模型のウェザリングマスター」でウェザリングを施して見ました。
表面にはオイルが塗られているので絵の具等の水性塗料は、はじいてしまうかも知れないので、「ウェザリングマスター」やパルテル等の使用をオススメします。

最後に1/6フィギュアとの大きさ比較写真です。
この作品はMATSUYAランドさんの「WWⅡアメリカ海軍兵」で、木箱の使用例として掲載させてもらいました。
但し、この木箱は「ヒノキ」ではなく「バルサ材」を使用しており、強度的に弱い面もありますが、絵の具の乗りが良く、ウェザリングを施す前提で考えれば金額も多少安く抑えられるので良いかもしれません。
今後「バルサ材」を使用した木箱の製作も行う予定ではあります。

大きさ比較その2。
この木箱は本当に木で作られており、「ヒノキ」を使用しております。
そもそもKレーションとは何かと言うと・・・
本来Kレーションは補給の困難な敵地奥深くにパラシュート降下した隊員(空挺隊)用に開発され、降下した後、徒歩での移動が前提なので空挺服のポケットにすっぽり収まるサイズ(93×180×42mm)の紙製箱に1食分が収まるよう作られました。
1942年5月、開発者のアンセル・キース博士の頭文字を取り、K-Rationの名称で陸軍に採用されました。このような目的で開発されたレーションですが、その優秀性から一般の部隊にも採用され、標準化されました。
種類としては、朝食ユニット(breakfast)、昼食ユニット(dinner)、夕食ユニット(supper)の3種類が存在し、初期の頃は3食とも薄茶色のパッケージで、一つの木製大箱に朝、昼、夕食ユニットが各12個ずつ、計36食が一緒に纏められていましたが、見た目が同じだった事から度々同じユニットが不注意で重複したまま配給されることもありました。
大箱の中のK-Rationは立てた状態で詰め込まれていたので、そのようなミスを防ぐ為にも、1944年以降には外箱の両側面にはユニットの頭文字が大きく印字され、パッケージの色も茶色(朝食ユニット)、青(昼食ユニット)、緑(夕食ユニット)に分けることで、それが何のユニットか一目で分かるように配慮されました。
以上長ったらしい説明になりましたが、今回製作した木箱は写真を見てもらうと分かるかも知れませんが、1944年以降に作られたタイプの物を再現しています。
それ以前の木箱は多少印字のデザインに違いがあります。

木箱側面及び裏面には極小の釘を使用し、リアル感を出しています。
但し、この釘は飾りのような存在で、接合部には木工用ボンドを使用しています。
印字部分には顔料インクを使用しているので、水に濡らしても色落ちしないので安心です。
箱の大きさは 高さ:4cm、幅:6cm、長さ:11cmです。

裏面の状況。
釘は片側4本ずつ、計24本使われています。
また、表面には「あまに油」という植物系のオイル(木製のライフルのストックを磨くのに使用したりもします)を使用し、木の味わいを引き出してみました。

上部蓋を開けた状態。
実物の場合は、上部蓋も釘で打ち付けられている為、開封するにはバールのよな物でこじ開ける必要があるので、普通その時蓋がバラバラになってしまうのですが、そこまで再現しても意味が無いので蓋の内側に箱が斜めになってもずれ落ちないようにストッパーを違和感無い様3箇所取り付けました。



上の3枚の写真はこの木箱の元となった実物の木箱の写真です。
1/6サイズと比較してもらえれば分かると思いますが、極力実物通りの字体を再現しております。

この写真は、あまに油を塗る前と後の比較写真のつもりですが、写真写りの関係であまり違いが分からないかも知れません。

参考にKレーション紙箱を実物通り3種類を各12箱、合計36箱入れてみました。
※商品として販売する時は木箱の中には36箱の紙箱は入っておりませんのでご注意ください。

参考写真として、木箱5個でディスプレイしてみました。
Kレーションの紙箱が入っている一番汚れた木箱は「田宮模型のウェザリングマスター」でウェザリングを施して見ました。
表面にはオイルが塗られているので絵の具等の水性塗料は、はじいてしまうかも知れないので、「ウェザリングマスター」やパルテル等の使用をオススメします。

最後に1/6フィギュアとの大きさ比較写真です。
この作品はMATSUYAランドさんの「WWⅡアメリカ海軍兵」で、木箱の使用例として掲載させてもらいました。
但し、この木箱は「ヒノキ」ではなく「バルサ材」を使用しており、強度的に弱い面もありますが、絵の具の乗りが良く、ウェザリングを施す前提で考えれば金額も多少安く抑えられるので良いかもしれません。
今後「バルサ材」を使用した木箱の製作も行う予定ではあります。

大きさ比較その2。