お知らせ
「慢性膵炎」や「橋本病」などの病気の話から、ウチら夫婦のおバカな出来事など、いろいろと綴ってます
病気の事に関しては専門家ではありませんし、フツーの膵炎患者さんとは若干違うところがありますので決して真似をしないようお願い致しますヾ(_ _*)
トロロ
2006年の夏前。
また仕事、残業して疲れて帰ってきた、あの日。
異様にお腹が空いて、我慢が出来ない
普段だったら、ってか、普通、着替えて~化粧を落として~って順番があるでしょ。
それがお腹空き過ぎで、そんなの後回しだ~って不思議な感じだった。
よく考えたら、そんな事有り得ないんだよね。でも、そんな事考えられなかった。
帰ってそのまま冷蔵庫へ向かい、昼食の残り物を漁る
テーブルへ運ぶ時間も惜しくて、口に頬張りながら運んでいく。
TVをつけて普通に食事。ここまで何も異常はなかった。その異様な食欲以外は。
ご飯を食べ終わって、「ん~っ、満足 」って、一服。
すると何かこみ上げてくる感じが…
『???? ????』
慌ててトイレに走る。
『なんでぇ 』
ホントにそんな感じ。気分は悪くなかったのに。
『そうか、空腹状態に一気に食べ物を入れたからか 』
いや、でも普通、そうでしょ。それにそんなに詰め込んだわけでもないし。
『あぁ~あ、もったいね 』
そう、思いながら、歯を磨く。
知ってます?吐いた後、歯を磨かないと歯が溶けるって。胃液って凄い力があるんですよね~
で、またテーブルへ行き、おかしいなぁなどと思いながら飲み物を1口
すると…
ダダダ~~~ッ またトイレへ。
今飲んだ飲み物が出てきた。
『何何 』
そこで、一気にきた
今度は腹痛に下痢
『なんじゃこりゃ~~~ 』
忙しい事になった。上から下から~って…
そして、そのうちトイレの前から動けなくなった。
言葉、そのもの。動けない。体が動かない
『何が起こってるの食中毒食中毒ってこんな感じだったっけ(前に経験有り)』
大腸炎を患ってる私は、トイレの中で倒れる事があるので下痢の時は携帯電話をトイレに持ち込むようにしている。
今回もそうしていた為、電話でダーリンに助けを求める。
トロロ 「あのね、下痢と嘔吐繰り返してるの。何か変なの。」
ダーリン 「大丈夫か?こっち(店)はいいから。早めに帰るよ。また後で暇になったら電話する。」
トロロ 「忙しかったのね、ゴメンね。…じゃあ後でまた電話頂戴ね。」
そこで、電話を切り、意識が遠くなった。
目が覚めると、トイレの前で寝ていた。
トイレは玄関の横。
そう、玄関開けたらすぐご飯~(スミマセン、どうしても出てきちゃうこのフレーズ)じゃなく、私が横たわってる状態。
そして私は下痢でトイレに座っている間にも吐き気が襲うため、トイレに座りながら吐いてもいいように
上は薄いTシャツ1枚。下は脱ぐのが面倒になったためジーンズを脱ぎ捨て、下着のみ。
こんな格好で、トイレの前で数時間横たわっていた。
この時期、夜はまだ肌寒かった。それが玄関の前。寒いわな。
体の震えが止まらない
下痢と吐き気は治まっていたが、一気に恐怖が襲う。
なんとか携帯を掴みダーリンに電話。
トロロ 「まだ…忙しい?」
ダーリン 「いんや、もう誰もいないよ 」
プチッ (私の頭の中の音)
トロロ 「何で暇になったら電話くれるって言ったじゃんか」
ダーリン 「あ、ゴメン。忘れてた まだ具合悪い?」
プチ、プチッ
トロロ 「すぐ…帰ってきて。助けて…よ…」
で、震えが止まらない為、どうにか這って布団へ潜り込む(寝室がトイレの前)。
全然震えは治まらない。
『ダメだ。死ぬ。』
そう、思った。
そのうちダーリンが帰宅。
玄関は異様な光景。
私の衣服が脱ぎ捨ててあり、その脇には私の吐いた物が…(一度失敗しました )
ダーリン 「どこだ 」
寝室にダーリンが入ってくる。
布団の中に丸くなってガタガタ震えている私がいる。顔色は真っ白で唇は紫。
ダーリン、一気に血の気が引いた …らしい。
私にパジャマを着せ、布団に包んで、お姫様抱っこして車へ。
車で例の○○○病院へ。
看護師さんが車椅子を持ってくる。
『車椅子って…そんな重症なの 』
いや、動けないんだから、そりゃ車椅子よね でもその時はそう思った。
最初は食中毒を疑われた。実際私もそう思ったし。
そのうち、医師にこう言われた。
医師A 「ねぇ、トロロさん。これ、膵炎じゃないの?」
トロロ 『そんな事言われたって、わかんないよ 』(←喋れなかった)
お腹は痛い。でも、どこが痛いなんて考えられなかった。
そして、医師が変わり、エコーを始めた。
医師B 「トロロさん、これね膵炎だよ。」
エコーでは不思議な画像が映し出されていた。
膵臓と接してる大腸が、膵臓の影響で痙攣(大腸炎)と全く動かない状態(停滞)を隣り合い起こしている。
その痛みが、膵臓の痛みと一緒になってしまったようで自分では膵炎と気付かなかった。
ダーリンが処置室に入ってきた。
ダーリン 「あ、どうも。あ、すみません、ウチの…なんです 」
そこで初めて知った。この医師B先生、ウチの店の常連さん
医師B 「あ、そうだったの いや、さっきチラッと見えたからどうしたかと思って…」
ダーリン 「スミマセン。で、店、簡単に閉めてきただけなんで、一旦戻りたいんですけど …」
医師B 「構わないですよ。今膵炎の点滴始めましたから。行って来て下さい 」
そのやり取りを聞きながら、ウトウト始める
そして、起きた時に、ダーリンと先生が話しているのが目に入った。そして
医師B 「トロロさん、どうです?」
トロロ 「あ、ずいぶん楽になりました 」
医師B 「でしょう。でもね、この後、絶食した方がいいから1日でいいから入院しましょ 」
トロロ 「イヤ 」
ダーリン 「イヤって、お前… …先生、自宅で、でもいいですか ?」
医師B 「う~ん、じゃあ、このまま午前中いっぱいまでいるってのは?嫌 ?」
トロロ 「…イヤ 」
我儘ですよね でも、不安でいっぱいだったんです。
みんな、いざ入院すると長いって言うし。
それに、絶飲絶食はどうにも耐えられないと思って…
で、常連さんって事で(?)、無理矢理お願いして帰っちゃいました
くれぐれも気をつけるようにと言われながら。
そして帰りにコンビニによってヨーグルトを買って帰りました。もちろん帰って私が食べました おいおい
ダーリン 「俺、布団めくってお前見た時、このままお前死んじゃうんじゃないかって思ったよ 」
ダーリンの「血の気が引く」でした。
今、今年一番の不調で、ほとんど寝たきりとなっています。
その為、更新があまり出来ませんが、徐々に書き溜め していきますので
これに懲りずに遊びに来てください
トロロ