バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

泡か、それとも透亮像なのか?!

2009年12月21日 | 胃(全般)
こんばんは。

毎日ブログの管理を行ってはいますが、投稿を控えており、すみません。

できる範囲で更新をしていこうと考えております。


さて、今日は「泡か、それとも透亮像のなのか?!」について少々書いていきます。


泡は、ここでは胃内の気泡とでも言いましょうか。
透亮像とは、ここではでっぱっているところを指すとしましょう。


うちの施設は体位変換が難しい人がくることもあり、思ったような造影効果が見られないまま胃検診を終わらせてしまうことも少なくありません。
造影効果が悪いのであれば、なおさら透視観察を併用し、病変発見の努力を行っております。

しかしながら、体位変換がうまくいかない場合には、バリウムの際に泡が残っていることが少なくありません。
先日、胃癌疑いで要精査となった症例では、ルーチン画像では泡なのか、透亮像なのか、判断に迷うものでした。

普段から泡が多い写真を撮影していると、いざ本物に出会っても見逃してしまう恐れがあるのではないでしょうか。

このような障害陰影があると、読影を困難にします。
撮影中、泡に向かってバリウムを走らせると、その泡は動いたりしますが、なんでもかんでも泡です!!とアピールする写真を撮影するわけにもいきません。
うちは、けっこう泡の集合体が多いのです。


泡のない写真を撮影したいものです。バリウムの濃度が高いのか。
う~ん、昔から気泡は悩みですね。
うちの写真は泡多いですよね??なぜなのだろうかぁ。