むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

明鏡止水と餅つき

2014-12-21 | 書道

昨日(12月21日)、山崎鶴嶺さんの会社で、社員とそのご家族や関係者が100名近く集まって、恒例の餅つきが行われました。

私も9時過ぎに伺わさていただきました。

 

 

すでに威勢の良い掛け声で、餅をついています。

そこにはお神酒として明鏡止水もありました。

*すでに空になっていましたけどね。

美味しくいただき、餅つきに弾みをつけたのでしょう。

 

 

この日は米120キログラムを準備しているとかです。

壮観です。

3段重ねの蒸し器が2箇所で行われています。

 

 

美味しい餅を作るには、それなりの準備も必要とのことです。

一番臼は十分に温まっていないことから、お供え用の餅にするそうです。

二番臼から本格的に撞き、のし餅やつきたての餅が振舞われます。

どうしても、ぺったんぺったんと搗く場面がありますが、重要なのはこねることで8割は終わっているそうです。

このこねで美味しい餅ができるのです。

*そう、餅を搗くの、搗くってこんな字を書くのですね。

 

 

縁起物ですので、私も搗かさてていただきました。

毎年、これをやらないと正月が来ないような気がいたします。

 

 

社員やお客さんもかわりばんこに搗いています。

この日は100名近く集まったのではないでしょうか?

あちこちで歓声が上がっています。

 

 

搗きたての餅は美味しいですよねぇ~。

あんこ・きな粉・からみ餅・・・。

美味しくいただきました。

 

 

 

炭の火起こしが始まりました。

 

 

鶴嶺さんは巨大な塊の肉を焼き始めました。

焼き加減も良く、塩コショウの味加減もばっちしで美味しいですよ。

 

 

そして、煮込みや豚汁も美味しくいただきました。

 

どこでも見かけた餅つきもいまや風物詩的になっていますが、毎年大勢の方々が楽しみにしている行事なのでしょう。

準備も大変かと思いますが、人が喜んでくれる姿が嬉しいと鶴嶺さんがおっしゃっていました。

その気持ちが十分に伝わります。

まだ陽も上っていない朝6時前から(準備は昨日から)スタートしているそうです。

何百人もの社員を抱え、社員に信頼され愛されている鶴嶺さんの気持ちや心いきを感じる餅つきでした。

 

 

 社員が考えた標語のようです。

この精神が大事ですね。

 

(萬 鶴)