半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

補選に思うこと

2016年04月13日 17時35分48秒 | 日記
いよいよ、北海道5区と京都の衆院議員の補選が始まった。
何れも曰わく付きで、特に北海道は、生まれる前から恵まれた人生が
約束されている階層の世襲政治一家の先代の病死に伴い後任に担ぎ出
された娘婿の自民党候補。片や生活保護まで経験したという、いわば、
底辺を這いずり回ったであろうシングルマザーの候補者である。
自民党候補には、共産党嫌い(ムネオハウスの恨みか?)の鈴木宗男
が民主党を辞めさせた娘と共に自民党の応援に回るということで、保
身の為には何でもありで、そう言う意味では戦国武将真田昌幸以上の
策士だろう。
その池田まき候補は、想像を絶するような辛酸を嘗めてきたのだろう
が、それは、その明るい爽やかな顔には微塵も見られない。何とも人
をほっとさせるような柔和な笑顔が印象的だ。彼女のスピーチは、経
験に裏打ちされ切実で自信に満ちており分かりやすい。国会議員の多
くが彼女のような熱意を持った人達ならどんなに素晴らしいことか。
彼女は今直ぐにでも国会議員にすべきだろう。仮に彼女を国会に送ら
ない選択をした北海道の人達の良識を疑う。もういい加減に対症療法
的な打ち上げ花火のような利益誘導的な政治と決別したら如何か。安
倍政治にNOと少しは抗ってみたらどうかね。


片や自民党は、彼女の過去についてお得意のあら探しをしているらし
いが、清貧な生活の女性から何が出るだろうか。恥を知れと言いたい。
選挙の為なら何でもする安倍政権である。TPPは断固反対。アベノ
ミクスを前に進めるか問う選挙だと言いながら、選挙が終われば改憲
の賛同を得られたと言う。まさに手のひら返しの自民党である。
それにしても安倍チルドレンの質の悪さには困ったもので、おそらく
本音であろう暴言が引きも切らない。それは、国会議員のレベルの低
さを問われる話ではなく、人間として恥ずかしくなるような妄言、暴
言の数々である。

口を開けば安倍のミクスの果実を地方へなどと、白々しくも言うが、
この出鱈目を耳にすると吐き気さえもよおす。株高と円安が政権維持
の生命線であったろうが、円高に振れて、日銀の馬鹿の一つ覚えの金
融緩和政策、GPIFによる年金を注ぎ込んだ株価操作も二進も三進
も行かなくなっている。このことも政権の支配下にあるマスメディア
は触れもせずである。最近暴露されたパナマ文書なる、逃税問題も多
くの日本企業も名を連ねており、マスメディアが触れない理由は、電
通や多くの大スポンサーを口を極めて追求するわけにはいかないわけ
で、彼のNHKにしても違法性は無いなどとお茶を濁していたが、法
などは自分達の使い勝手が良いように定めただけで、法的なことより
も、道義的なことの方が人間として重要なわけで、貧乏人に税金を払
わせておいて、逃げるなどということは人間として恥ずべき行為で、
それを卑怯という。恥を知れと重ねて言いたい。