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映画と自然主義 労働者は奴隷ではない.生産者でない者は、全て泥棒と思え

自身の、先入観に囚われてはならない
社会の、既成概念に囚われてはならない
周りの言うことに、惑わされてはならない

ピクニック -PARTIE DE CAMPAGNE- (ジャン・ルノワール 1936年 40分 フランス)

2013年02月02日 09時42分47秒 | ジャン・ルノワール
『ピクニック』 (-PARTIE DE CAMPAGNE- 1936年 40分 フランス)

監督  ジャン・ルノワール
製作  ピエール・ブラウンベルジェ
原作  ギイ・ド・モーパッサン
脚本  ジャン・ルノワール
    ギイ・ド・モーパッサン
撮影  クロード・ルノワール
音楽  ジョセフ・コズマ
編集  マルグリット・ウーレ・ルノワール
助監督 ジャック・ベッケル、イヴ・アレグレ
演出見習い ルキノ・ヴィスコンティ、アンリ・カルティエ=ブレッソン
カチンコ アラン・ルノワール

出演
シルヴィア・バタイユ
ジョルジュ・ダルヌー
ジャヌ・マルカン
ジャック・ボレル
ガブリエル・フォンタン
ジャン・ルノワール
マルグリット・ウーレ
ジョルジュ・バタイユ
ジャック・ベッケル
アンリ・カルティエ=ブレッソン
アラン・ルノワール




ピクニックに来た幸せそうな金物屋の一家、でも娘の婚約者は、どうみても、どうしようもない馬鹿.許嫁で娘もそのつもりのようなのだけど、娘か好きになったのか、親が誰かの紹介でつれてきたのか、誰が、どんな理由でこんな男を結婚相手に選んだの?、と言いたくなる.

川辺のレストランに居た二人の男、彼らは、これまた誰がどう考えても、すけこまし.二人でボートに乗って、そんな男の口車に乗っちゃダメと、やはり言いたくなる.

娘と男、二人に何があったのかよく解らないけど、ピクニックのある日の出来事が、二人にとって忘れられない出来事になった.娘は、馬鹿の男と結婚はしたけれど、けれども、互いに相手のことを、忘れることはできないでいる.
でもね、あなた、馬鹿な男はしかり、この男と結婚したにしても本当に幸せになれたのか?.この男が好きならば、なぜ、あんな馬鹿と一緒になってしまったの、と、言いたくなるけれど.
続けて「あなた、ちゃんと考えて結婚しなかったから、こんなことになってしまったの.自分の結婚について、自分でもっと考えなくちゃ」こう、言いたくなるのだけれど.

自分の結婚について自分でしっかり考えて決めること.他人の恋愛、結婚についてとやかく言うことは、おせっかいに過ぎない.












ちょっと視点を代えて、この映画、自然を描いているのは誰にでも分かる.ジャン・ルノワールは自然主義.自然主義のジャン・ルノワールが自然をどのように描いているか、考えてみましょう.

以下、三省堂国語辞典より
しぜん【自然】[1][名]
(1)人手の加えられない、ありのままのようす。天然。 - 描かれた風景
(2)人や物の本来の性質。 - スケベ
(3)人間を取り巻いている外界。
(4)哲学で、人間をもふくめた因果的世界。 - 毛虫が卵を産むの、蝶になるわ.
[2][形動]
(1)むりのないようす。▽―な姿。
(2)おのずとそうなるようす。▽病気が―によくなる。
[3][副] ひとりでに。おのずから。▽―そうなってしまう。 - 誘惑する相手がひとりでに替わってしまった.





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