愛のめぐりあい - AL DI LA DELLE NUVOLE - (1995年 110分 フランス/イタリア/ドイツ)
監督 ミケランジェロ・アントニオーニ
ヴィム・ヴェンダース
製作 フィリップ・カルカソンヌ
ステファーヌ・チャルガディエフ
脚本 ミケランジェロ・アントニオーニ
ヴィム・ヴェンダース
トニーノ・グエッラ
撮影 アルフィオ・コンチーニ
ロビー・ミューラー
音楽 ルチオ・ダルラ
ローラン・プティガン
出演 ジョン・マルコヴィッチ
ソフィー・マルソー
ファニー・アルダン
キアラ・カゼッリ
ピーター・ウェラー
ジャン・レノ
イレーヌ・ジャコブ
ヴァンサン・ペレーズ
イネス・サストル
キム・ロッシ=スチュアート
マルチェロ・マストロヤンニ
淫乱な女との恋の物語
豪邸を自分の家だと言ったカルメン.10日程前に同棲していた男から手紙が来たと言い、その手紙を暗唱したが.....
けれどもその同棲相手とどうなったのか?、別れたのか、それともいつか、戻ってくる相手なのかさっぱり分らない.....
分らないと言えば、カルメンはシルヴァーノを待ち続けていたと言った、が、なぜカルメンが自分を待ち続けていたのか、シルヴァーノには解らなかった.
シルヴァーノは結局カルメンを抱かなかった.
気に入れば誰とでも一緒に暮らす女
女の犯罪
なぜ、あの女は犯罪を打ち明け、恋人がいるのに、通りすがりに過ぎない私(映画監督)と肉体関係を持ったのか?.
父親を刺し殺したと言う女.話があると言うので、その理由を話すのではと思って女の家へ行ったのだが、何も話はなく関係を持ってしまった.
結局、女がなぜ父親を殺したのか解らなかった.私はその町から逃げ出した.(彼女の前から姿を消した) なぜって、自分も訳の分からない内に殺されるかもしれないから.
魂の女
メキシコの探検隊の話から気の合った、男と若い女.この男、若い女と別れようとしても、その色香の前に肉体関係を絶ちきれなかった.
この女の話し、理解できるだろうか?.妻のある男を誘惑しながら、他の女の匂いがすると言って、男と妻との関係を問い詰めた.嫉妬深いだけで、何も分からない女だった.
私を探さないで
夫はなぜ妻が家財道具を引き払って、家をでていったのか分からない.幾年か連れ添ってきた妻の気持ちが分からない.そこへやって来た、自分の妻と同じように、夫の元から逃げ出してきた女、この女もやはり夫の気持ちが理解できなくて、逃げ出してきたみたい.
夫もこの女も、幾年も連れ添ってきた相手の気持ちが理解できなくて、生きることに索漠とした気持ちを抱いている、と言うことが、互いに理解されたので、この二人、初めて会ってすぐに、何となく気が合ってしまった.
妻に逃げられた男と、その逃げ出した妻
画家と友人
画家とその友人の女.現代は偽物流行り.その話の内容は触れずに置くとして、結局この女と言うよりこの二人、互いの気持ちを理解し合った友人のようだ.(この二人、マルチェロ・マストロヤンニとジャンヌ・モロー.こんなに優しい表情のジャンヌ・モローを観たの初めて)
聖女との恋の物語
若い男女.巡り会いをチャンスとばかり、男は女に言い寄るのだけれど、けれども彼女は明日から修道院へ行くと言う.参考までにこの二人、肉体関係はないけれど、有ろうが無かろうが、二十歳の若い娘が修道院に行くなんて、男にとって、到底理解できないことだった.
男女が互いの心を理解し合うのに、肉体関係はあっても無くても関係ない、と言うことで良いのでしょうか.もう少し付け加えれば、上辺の言葉、綺麗な言葉、お世辞とか、こんな言葉で女の子は喜ぶとか、そうした会話によって、男女の心が理解し合えるものではない.空き家同然のアパートに取り残された男と、そこへやって来た女、この二人の、ふとなんとなく気が合う心は、こんなふうに語っているのでしょう.
男と女、互いに理解を求め合うとき、必然的に体も求め合うけれど、けれども肉体関係を持ったからと言って、互いに理解し合ったと言うことはできない.もっと簡単に、肉体関係を持っても相手の気持ちは解らない、でも良いでしょうか.
この辺りに真実がありそうな.....
挿話を書き加えましょう.
この二人、夫婦なのか、恋人同士なのか、兄弟なのか、単なる友達なのかよく分からない.夫婦、あるいは兄弟ではないみたいなのだけど、この分からないを逆に捉えると、夫婦であれ、恋人同士であれ、兄弟であれ、友達であれ、互いの気持ちを理解し合う事(そう努力すること)が、何より大切なこと、と、言うことになる.
監督 ミケランジェロ・アントニオーニ
ヴィム・ヴェンダース
製作 フィリップ・カルカソンヌ
ステファーヌ・チャルガディエフ
脚本 ミケランジェロ・アントニオーニ
ヴィム・ヴェンダース
トニーノ・グエッラ
撮影 アルフィオ・コンチーニ
ロビー・ミューラー
音楽 ルチオ・ダルラ
ローラン・プティガン
出演 ジョン・マルコヴィッチ
ソフィー・マルソー
ファニー・アルダン
キアラ・カゼッリ
ピーター・ウェラー
ジャン・レノ
イレーヌ・ジャコブ
ヴァンサン・ペレーズ
イネス・サストル
キム・ロッシ=スチュアート
マルチェロ・マストロヤンニ
淫乱な女との恋の物語
豪邸を自分の家だと言ったカルメン.10日程前に同棲していた男から手紙が来たと言い、その手紙を暗唱したが.....
けれどもその同棲相手とどうなったのか?、別れたのか、それともいつか、戻ってくる相手なのかさっぱり分らない.....
分らないと言えば、カルメンはシルヴァーノを待ち続けていたと言った、が、なぜカルメンが自分を待ち続けていたのか、シルヴァーノには解らなかった.
シルヴァーノは結局カルメンを抱かなかった.
気に入れば誰とでも一緒に暮らす女
女の犯罪
なぜ、あの女は犯罪を打ち明け、恋人がいるのに、通りすがりに過ぎない私(映画監督)と肉体関係を持ったのか?.
父親を刺し殺したと言う女.話があると言うので、その理由を話すのではと思って女の家へ行ったのだが、何も話はなく関係を持ってしまった.
結局、女がなぜ父親を殺したのか解らなかった.私はその町から逃げ出した.(彼女の前から姿を消した) なぜって、自分も訳の分からない内に殺されるかもしれないから.
魂の女
メキシコの探検隊の話から気の合った、男と若い女.この男、若い女と別れようとしても、その色香の前に肉体関係を絶ちきれなかった.
この女の話し、理解できるだろうか?.妻のある男を誘惑しながら、他の女の匂いがすると言って、男と妻との関係を問い詰めた.嫉妬深いだけで、何も分からない女だった.
私を探さないで
夫はなぜ妻が家財道具を引き払って、家をでていったのか分からない.幾年か連れ添ってきた妻の気持ちが分からない.そこへやって来た、自分の妻と同じように、夫の元から逃げ出してきた女、この女もやはり夫の気持ちが理解できなくて、逃げ出してきたみたい.
夫もこの女も、幾年も連れ添ってきた相手の気持ちが理解できなくて、生きることに索漠とした気持ちを抱いている、と言うことが、互いに理解されたので、この二人、初めて会ってすぐに、何となく気が合ってしまった.
妻に逃げられた男と、その逃げ出した妻
画家と友人
画家とその友人の女.現代は偽物流行り.その話の内容は触れずに置くとして、結局この女と言うよりこの二人、互いの気持ちを理解し合った友人のようだ.(この二人、マルチェロ・マストロヤンニとジャンヌ・モロー.こんなに優しい表情のジャンヌ・モローを観たの初めて)
聖女との恋の物語
若い男女.巡り会いをチャンスとばかり、男は女に言い寄るのだけれど、けれども彼女は明日から修道院へ行くと言う.参考までにこの二人、肉体関係はないけれど、有ろうが無かろうが、二十歳の若い娘が修道院に行くなんて、男にとって、到底理解できないことだった.
男女が互いの心を理解し合うのに、肉体関係はあっても無くても関係ない、と言うことで良いのでしょうか.もう少し付け加えれば、上辺の言葉、綺麗な言葉、お世辞とか、こんな言葉で女の子は喜ぶとか、そうした会話によって、男女の心が理解し合えるものではない.空き家同然のアパートに取り残された男と、そこへやって来た女、この二人の、ふとなんとなく気が合う心は、こんなふうに語っているのでしょう.
男と女、互いに理解を求め合うとき、必然的に体も求め合うけれど、けれども肉体関係を持ったからと言って、互いに理解し合ったと言うことはできない.もっと簡単に、肉体関係を持っても相手の気持ちは解らない、でも良いでしょうか.
この辺りに真実がありそうな.....
挿話を書き加えましょう.
この二人、夫婦なのか、恋人同士なのか、兄弟なのか、単なる友達なのかよく分からない.夫婦、あるいは兄弟ではないみたいなのだけど、この分からないを逆に捉えると、夫婦であれ、恋人同士であれ、兄弟であれ、友達であれ、互いの気持ちを理解し合う事(そう努力すること)が、何より大切なこと、と、言うことになる.