特に辛いことや悲しい事もないのに、秋の気配は寂しい気持ちになります。急に蒸し暑さが減って、冷たく澄んだ風が吹くと「あーもう夏が終わるんだな」としみじみ。裏腹に「これでもう夜の寝苦しさから解放されるんだ」とほっとする気持ちもあり、まさに悲喜こもごも。ふと思い出したのは小6の時に自分の部屋があるのにわざわざ狭い押入れを秘密の隠れ家的に使って、小さな段ボールを机にゼットライト(今の人にはわからないかも)も繋げてこもった時に、その壁面に少女雑誌の付録について来たポスターを貼りました。表は多分アイドルの写真、裏は漫画家の描いた誰もいない海にひとりぼっちの女の子の背中が寂しそうに佇むという絵で、英語でLAST SUMMER と書いてありました。その絵がとても悲しくて切なくて真っ暗な押し入れの壁をライトで照らして感傷に浸っていたのを思い出します。まだ失恋も知らないし、別れの寂しさも知らないのにおませな自分が可笑しくもあり切なくもあり秋のなせる技でした。
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