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2016年度ITサービスマネージャの学習(その3)

2016-06-05 11:21:54 | 情報処理-ITサービスマネージャ

ITサービスマネージャ試験の特徴を理解するために、ITサービスマネージャ試験の概要をよく読んでみた。

そして、前回敗退した午後Ⅰ試験の分析するために、問題文の作られ方等を含めて文献を読んでみた。

すると、今さらであるが、以下のポイントが重要であることに気付いた。

①問題文と設問はリンクしている。

 ⇒問題文を全部読んでから設問を解くというやり方をしなくても、解けるようになっていることを言っている

②国語の問題ではない。

 ⇒様々な意見はあると思うが、問題文を読めば答えが書いているという方針ではないことを言っている

③問題文の前提に従って解答する。

 ⇒問題文を無視して、一般論や自分の経験を前面に出しても、得点に結びつかないことを言っている

④解答は基本的に一意となるように問題文が作られている。

 ⇒別解を期待するのではなく、問題文の状況から作問者の期待する答えを解答するようにしなさいと言っている

これらの4つのポイントは、単純(当たり前)な話であるが、案外試験中に忘れてしまう根底条件ではないだろうか?

私も焦った挙句に、部分点狙いで一般論を書いたせいで、前回午後Ⅰ試験で敗退した可能性がある。

何といっても、午後Ⅱ試験の合格率は、IPAの統計資料を参照しても実質40%~50%位である。

ITサービスマネージャ試験を含む論述試験区分5区分の合格率を

12%~15%の範囲内に収めなければならない都合上、

午後Ⅰ試験が調整箇所になってしまう。

というのも、午前Ⅰ試験と午前Ⅱ試験は、マークシート方式であるため、点数調整できない。

単純に正解した数で合否が決まってしまう。

でも、午後Ⅰ試験は、そこが良くも悪くもあいまいである。

IPAの資料上、問題間で難易度に差があった場合は、得点調整するという記述もある。

だが、実際には問題間の難易度だけでなく、午後Ⅰ試験の純粋な得点で合否を決定すると、

その年の合格率が跳ね上がってしまう場合、調整作業が入っている(はず)と思うからだ。

***

そう考えた時、前述の4つのポイントをしっかりと押さえて、仮に得点調整が入っても60点の壁を

越えられるだけの得点を獲得しなければならなくなる。

この問題を解決しようと思ったら、戦略として採れるのは、

 ・ITサービスマネージャとしてITILやシステム運用管理における基礎知識を抑え

 ・問題文という前提条件(状況)を把握したうえで、基礎知識と経験を活かして

 ・作問者が期待する答えとなるように、解答を組み立てる

という流れになってしまう。

ということで、問題文と設問を正確に読み、短時間で問題文からヒントを抽出して、

作問者が求める解答を短時間でアウトプットできるように、学習を進めていきたいと思う。

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