エステティシャンの皆様へ

連載シナリオ『黒電話』

３１　堤防の横(サーフポイント)
　　オフショアの強風。
　　　　　×　×　×
　　巨大なチューブ波。
　　　　　×　×　×
　　ロコサーファーの義則(２４)、
　　チューブライディング、水飛沫と一緒に
　　水のトンネルから出て来る。
　　義則、ガッツポーズ。
　　　　　×　×　×
　　正樹、必死の形相でパドリングして
　　沖に向う。
　　　　　×　×　×
　　前方で海面が巨大に盛上る。
正樹「やべ！」
　　正樹、フルパワーで腕を回しパドリング。
　　　　　×　×　×
　　波のリップが正樹の背中を直撃。
　　正樹、そのまま海中に引き摺り込まれる。
　　　　×　×　×
　　正樹、海中で脱水機状態。
　　　　　×　×　×
　　正樹、海中(暗闇)の中を手で掻き分け
　　進む。
　　　　×　×　×
　　正樹、頭に岩が当たる
正樹「いて！逆だよ」
　　正樹、反転して海面に向う。
　　　　×　×　×
　　正樹、髪面に顔を出し、リーシュコード
　　を手繰り寄せる。
正樹「何だ！・・」
　　サーフボード、上半分が折れて、
　　無くなっている。
正樹「マジかよ！」
　　　　×　×　×
　　正樹、ビート板の要領で、
　　バタ足しながら、浜に向う。