昨日、墨で仏像を描く女性に出会った。
主に観音様を描いている。
その仏画はきちんと表装され掛け軸となり、部屋の片隅に飾られている。
私は、なんとなくその仏画に近づき、観音様の胸の辺りに手をかざすと”はっ!”とした。その観音様には、きちんと魂が宿り、私の手のひらに柔らかな温かみが感じられたからだ。
心を込めて一筆魂を極めれば、仏画に魂を入れることが出来るものだと感心した。
その仏画は2枚あり、どちらも観音様で片方が上半身から、もう片方は下半身から、温かみが感じられた。要するに、2枚で1組ということだ。
久しぶりに心が癒された。
今回の不思議体験は、私の母が体験者です。
今回、体調不良の為、母は私の家で療養をしています。
その数日間の内のお話です。
今月16日の午前2時頃、母は家の廊下の照明が”パチッ!”と音を立て点灯し、寝ている部屋に灯りが差し込んでくるのを確認しました。
この時、母は偶然トイレに行こうとベッドから起き上がった状態でした。ですから、母の頭は覚醒状態だったと思われます。
次の瞬間、私がいつも使用している部屋の方から、「ごめんください!」と言う声がして、若い男性がスタスタ歩いて来たのです。そのまま母の目の前を通り過ぎ、私が寝ている部屋へ向ったそうです。
普通この状況だと、驚きのあまり腰を抜かすか、怖くて私を起こしに来るはずですが、そこは私の母らしく「まぁ、この家はこんな事があるのも不思議じゃないなぁ。」と思ったそうです。
朝になり母は、その男性の顔つきから体格まで鮮明に覚えていて、私に説明するのです。
母曰く、
「まぁ、悪い人ではなかったよ。なにか言いたかったんじゃないのかね。」・・・と。
良いことも悪い事も、いつかは終わりが来る。
良いことがおきている時は、思いっきりその楽しさを味わえばいい。
悪いことがおきている時は、一生懸命その谷間から這い上がる努力をすればいい。
結局は、どちらも経験することになっているのだから・・・。
経験することが、この世での修行なのである。
そうやって人間は強くなるのだ。
聖地たる聖地の風に触れ神仏との縁を感じとれたら、あなたはきっと心のどこかに安らぎを覚えるでしょう。
その安らぎは何にも変えられない、あなた自身の宝となるでしょう。
その宝を素直に両手に包み込む事が出来たら、あなたの周囲の人たちは必ずあなたに優しい眼差しで幸せを与えてくれるでしょう。