諏訪山岳会公式ブログ

諏訪地域の山好き、クライミング好きが集まって、ウラヤマからヒマラヤまで四季を通じてオールラウンドに活動しています。

東黒沢~ウツボキ沢

2017年07月14日 | 沢登り
山行日:2017/7/8~7/9
メンバー:F倉、nami、O石、N原、Y田、I原


谷川の入門ルート、東黒沢~ウツボキ沢へ。梅雨のど真ん中にも関わらず、2日間最高の天気に恵まれ、6名で賑やかに遡行、焚火宴会を楽んできました。

<ハナゲの滝>

7/8
8:30/白毛門登山口~9:30/白毛門沢出会~10:50/30m滝~13:00/丸山越~14:10/広河原

駐車場は8時過ぎで8割方埋まっていました。10人規模の沢登りパーティもいて幕営地に不安を感じましたが、日帰り組とのこと。すぐに入渓となるので、ここで沢装備を整えてから8時半に行動開始しました。ゆっくり遡行して30分で鼻毛の滝。
やはり見事で初見のメンバーからは感嘆の声、水量は多いようですし、巻道は明瞭なので、少し登ったところから、右岸を巻いて落ち口へ。




その先は綺麗なナメが続き、白毛門沢出会を通過したところで最初の休憩。ゴルジュは右を容易に巻けますが、この気温なのでリーダー命令で正面突破!
陽射しも強く、沢の中にいても汗ばむような陽気だから、水がとても気持ちいい。




この先も困難なところはなく、フリーで登れる滝が適度にでてきます。1080mの二俣は右が流木と土砂で塞がれていて、一瞬躊躇しましたがしっかり地図を確認して進みます。


二俣以降は水量も細り、源頭の様相に。


詰めは密度の低い笹薮、容易に抜けると1350mの開けた鞍部。下降点の目印は見つけられませんでしたが、方角を定めて進めばすぐに細い沢型がでてきます。そこを下ると、わずかで本流らしき沢型に合流。
北面ということもあり、上部はまだしっかり雪渓が残っていました。ウツボキ沢への下降はクライムダウンできる小滝が幾つかありますが、初心者でも問題なく。



鞍部から小一時間で本流へ。そこから数分の下流、広河原が今日の幕営地です。ほぼ同時刻に着いた5人組は、広河原の中心地に張るようです。確かに一等地に見えますが、増水が容赦ない宝川ではここも流されたという話があり・・・我々は事前に情報を得ていた左岸の樹林帯に幕営地を求めました。

幕営後は焚火とビール、nami&I原担当のつまみで乾杯。4時半からO石、中原、I原で釣りへ。1時間粘りましたがこの日はさっぱり。渓流釣りデビューのO石さんが、10cm以下の超小物を1匹釣り上げただけ。(初釣果だったのでリリースしたくないようでしたが、さすがにリリースさせました・・・)
釣りから戻るとY田さん担当の鍋、持ち込んだ大量のお酒で再び宴会です。20時以降は流れ解散としましたが、遅くまで残った4名はズルズルと行きそう。。。皆寝不足なはずなので、さすがに22:30で打ち切りとし全員就寝。





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7/9
6:20/広河原~9:45/1530分岐/10:05~10:45/稜線/11:10~11:35/白毛門/11:50~14:30/白毛門登山口

4時半起床、二日酔いで若干の頭痛。。。昨日の残りの雑炊とO石さん担当のパスタで朝食を取り、6時半にスタート。
ウツボキ沢に入ると沢全体が薄い靄に覆われているような。焚火でもないしだろうし、不思議がっていると、いきなり雪渓が現れました。覚悟はしていましたが、こんなに早くとは。。。
スノーブリッジの反対側は見えましたが、崩れたら間違いなくアウト。セオリー通り上から。ブリッジは50mほどで終わっており、下降はロープ確保。


いきなりで先が思いやられましたが、その先はまったく問題なし。こちらは昨日とは渓相も変わり、開放的な沢。本日も汗ばむような陽気の中、順調に遡行していきました。






スタートから3時間、1530mの分岐から完全な雪渓となります。最後の給水を終え雪渓からの詰めへ。笹薮が濃くなったところで沢型を離れ藪漕ぎ突入。15分ほどで白毛門と笠ヶ岳の鞍部の稜線へ出ました。


装備解除して下山ですが、この日は下界で35度を超える真夏日でした。白毛門からのきつい下りを、皆ヘロヘロになりながら、時間を掛けて下ります。14時半、全員無事下山となりました。


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大勢での遡行、焚火は楽しいですね。
毎年のように計画しては流れてきたルートですが、ようやく実現しました。会で沢を初めた頃はなかなメンバーが集まらず苦労もしましたが、こんなに大勢で行けて何よりです。

またみんなで行きましょう。お疲れ様でした。



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