春さんのニッチな愛聴盤PART2

映画音楽やイージーリスニングなどの埋もれに埋もれた珍盤をご紹介するblogで、前回同様横浜から発信‼️

ダイナミックでモダンなクインシー・ジョーンズとホセ・フェリシアーノのウエスタン🎧️🎶

2023-06-25 19:21:00 | 音楽
「マッケンナの黄金」(1969年アメリカ合衆国)
監督:リー・J・トンプソン
音楽:クインシー・ジョーンズ
出演:グレゴリー・ペック、オマー・シャリフ、カミラ・スパーヴ、テリー・サバラス、キーナン・ウィン、リー・J・コップほか


「続・夜の大捜査線」に引き続きクインシー・ジョーンズの作品から。

この映画はクインシー・ジョーンズとしては映画のストーリーを踏まえてか、大変彼らしい土俗的な匂いのする、それでいて乾いた明るさに満ちたスケールの大きな音楽をつけてます。

主題歌「マッケンナの黄金」を歌うのは、盲目の天才歌手として知られたホセ・フェリシアーノ。1945年生まれですから、まだ若い方といえるかもしれません。プエルトリコのラレスに生まれ、緑内障のため生後まもなく失明しましたが、盲目のハンディキャップを乗り越え世界的なヒット曲を数多く手がけてます。スパニッシュ・ギターの名手もあります。1971年のサン・レモ音楽祭でイタリア語で「ケ・サラ」を歌い、世界的にヒットしました。

それでは、この「マッケンナの黄金」の音楽からお聞きいただきましょう。歌はホセ・フェリシアーノ。

なかなか足下のしっかりした迫力のある音楽ですね。

いかがでしたでしょうか。本日は二本のブログを書いてみました。またご希望などがありましたらお寄せください。それだは、また次回のブログで!




真夜中の都会がよく似合う、クールでファンクなクインシー・ジョーンズのソウル・サウンド🎧️🎶

2023-06-25 16:11:36 | 音楽
「続・夜の大捜査線」(1970年 アメリカ合衆国)
監督:ゴードン・ダグラス
音楽:クインシー・ジョーンズ
出演:シドニー・ポワチエ、マーティン・ランドー、バラ・マクネア、アンソニー・ザーブ、ジェフ・コリーほか


こんにちは。相変わらずご無沙汰しながらのブログ更新です。お元気でお過ごしでしたでしょうか?

今日はクインシー・ジョーンズを取り上げたいと思います。

クインシー・ジョーンズは1933年イリノイ州シカゴ出身で、少年時代はトランペットを学び、後にワシントン州ヘ転居し、そこで盲目のピアノ・プレイヤーのレイ・チャールズと出会って、ともにバンド活動を始めました。そして1951年バークレー音楽大学を卒業後に、トランペット・プレイヤーとしてライオネル・ハンプトンの楽団に参加。1957年にはパリへ渡り、作曲・音楽理論を学んでます。私生活では1991年にドイツ人の美人女優のナスターシャ・キンスキーと結婚し、1995年に離婚しております。

1965年にシドニー・ルメット監督の「質屋」で、念願だった映画音楽の仕事を始め、その後「歩け走るな」「夜の大捜査線」「冷血」「マッケンナの黄金」「ジョンとメリー」など数々のサウンドトラックを手がけてます。

「続・夜の大捜査線」は、前作のノーマン・ジェイソン監督から、ゴードン・ダグラスにバトンタッチし、音楽の方は引き続きクインシー・ジョーンズが担当しております。

それでは、「続・夜の大捜査線」のオリジナル・サウンドトラックからお聞きください。前作とはまた違う、よりクインシー・ジョーンズらしい音楽のつけ方です。

いかがでしたでしょうか?前作ではこのシリーズの設定にあわせカントリーとブルージーな曲もありましたが、こちらは1970年代初頭のジョーンズのトレードマークのようなるファンクな音楽に仕上がってます。

これから暑い盛りとはなりますが、皆さまにおかれましても、熱中症などにご注意されてよい夏をお過ごしください。それでは、またこのブログでお会いしましょう。