春さんのニッチな愛聴盤PART2

映画音楽やイージーリスニングなどの埋もれに埋もれた珍盤をご紹介するblogで、前回同様横浜から発信‼️

ミッシェル・コロンビエのシネ・クライム・ミュージック🎧️🎶

2023-09-26 12:23:38 | 音楽
「危険を買う男」
L'Alpagueur
(1976年 フランス)
監督:フィリップ・ラブロ
音楽:ミッシェル・コロンビエ
出演:ジャン=ポール・ベルモンド、ブリュノ・クレメール、ジャン・ネグロニ、ヴィクトール・ガリヴィエ、パトリック・フィエリ、ジャン=ピエール・ジョリス


高額な報酬と引き換えに、当局が手が出せないような危険な仕事を処理するプロフェッショナルに、ジャン=ポール・ベルモンドが扮した犯罪アクション。''タカ''と呼ばれる凶悪犯との対決がメイン・ストーリー。音楽はミッシェル・コロンビエ。

ミッシェル・コロンビエはここでもハードボイルドな緊張感溢れる音楽を書いています。コロンビエは映画音楽でかなりの多作家の一人として知られています。フランスはリヨンで生まれたコロンビエは、6歳から音楽教育を受け始めて、14歳の頃からジャズに傾倒し始め、コンボやビッグ・バンドでの即興炎症をするようになり、22歳の時にバークレー・レコードの音楽ディレクターとなり、その後シャルル・アズナヴール、セルジュ・ゲンズブール、ハーブ・アルパートらとの出会いをきっかけに、彼の音楽性から感じ取れる「クラシカル」「ジャズ」「映像的」そして「純天然色の美しさ」というような部分が大変気に入られ、そこから多くの影響を受けるアーティストも出てくるようになりました。

その後、多くの世界的アーティストとの制作活動に続くようになり、コロンビエの音楽ジャンルはポピュラー音楽やジャズという括りだけではなく、とても幅広いコミュニケートを可能にしていることが明らかになりました。

癌により2004年11月14日、ロサンゼルスのサンタモニカにて亡くなっております。65歳没。

それではミッシェル・コロンビエの音楽「危険を買う男」から聞いてみましょう。


今回もマイペースな更新になってしまい、楽しみにされてる方もいるでしょうと思います。申し訳ありません。極力間を空けぬようにしているのですが、どうしても体調と相談しながらの更新であるため、何卒ご理解ください。

では、また次回お目にかかりましょう!








ダイアナ・ロスが歌う華麗で美しい主題歌はマイケル・マッサー作曲🎧️🎶

2023-09-18 21:11:59 | 音楽
「マホガニー物語」(1975年 アメリカ)
Mahogany
監督:ベリー・ゴーディ
音楽:マイケル・マッサー
編曲・指揮:リー・ホールドリッジ
歌:ダイアナ・ロス
出演:ダイアナ・ロス、ビリー・ディー・ウィリアムズ、アンソニー・パーキンス、ジャン=ピエール・オーモン、マリサ・メル


華やかなファッション界に生きる1人の女性のドラマチックな人生を描いた映画。

音楽はマイケル・マッサー。主題歌の作詞はジェリー・ゴフィン。マッサーとの仕事も多く、この「マホガニーのテーマ」は、1976年のアカデミー歌曲賞にノミネートされています。ダイアナ・ロスの他にホイットニー・ヒューストン、ディオンヌ・ワーウィック、ステイシー・ラティソウ、ニール・ダイアモンド、ジョージ・ベンソン、ロバータ・フラック、バリー・マニロウといった数多くのアーティストに曲を提供しています。惜しくも2015年3月にカリフォルニアの自宅にて、74歳で亡くなっています。

「マホガニー物語」

ニール・ダイアモンドに見いだされ、大出世したリー・ホールドリッジのアレンジが冴えてますね。

それでは、また次回!



レイ・ラヴロックが日本語で歌う岡田マリ作詞、鈴木邦彦作曲の歌謡曲🎧️🎶

2023-09-16 09:44:07 | 音楽
「白い影と青い影」
L'OMBRA BIANCA E L'OMBRA BLU
作詞:岡田マリ
作曲:鈴木邦彦

「誓い」
IL GIURAMENTO
作詞:阿久悠
作曲:大野克夫

レイ・ラヴロック(レイモンド・ラヴロック)
RAYMOND LOVELOCK



今回は懐かしい歌謡曲のレコードを取り上げてみました。2017年の11月に惜しくも他界しました俳優レイ・ラヴロックの1971年にリリースした、「週刊セブンティーン」募集の懸賞応募優勝曲「白い影と青い影」と、阿久悠作詞、大野克夫作曲の「誓い」のカップリングによるシングルで、日本ではキングレコードのセブンシーズレーベルより出されたものです。

このようにセブンシーズはなかなか良いデザインのレーベルです。

レイ・ラヴロック(以前はレイモンド・ラヴロック)は1969年の映画「ガラスの部屋」で初主演し、特に日本ではフランスのルノー・ヴェルレーと人気を二分してました。何度か日本を訪れており、森永製菓などのCMにも出演、小薗江圭子作詞、浜圭介作曲の「恋は風」(B面は渡辺貞夫作曲の「ガラスの影」)と、この「月刊セブンティーン」の懸賞応募優勝曲、岡田マリ作詞、鈴木邦彦作曲「白い影と青い影」、B面に阿久悠作詞、大野克夫作曲による「誓い」)の二枚のシングルとLP二枚も出してます。

レイ・ラヴロックは当時若い女性からアイドル的な人気を博し、女子高生がきゃーっ!と黄色い声を上げて、それこそ今でいう追っかけのオナゴが警備員に阻止されたんじゃないかと、俺の勝手な想像だぜ!クーッ!!

きっと好きな男子がいたであろう作詞者のマリちゃんは、とっても嬉しかったことと思うぜ!クーッ!!クヒッ!

能書きやめて曲を聞くか!

B面の「誓い」もいい曲なのですが、生憎YouTubeには上げられておらず、諦めようネ。チュッ💋

つうことで、今回は少し長くなり、読まれるのもお疲れになられたことでしょう。なので、この辺で去るよ。バイバーイ!クーッ!!ク~ン~😸








チャップリン作曲による誰からも愛される不朽の名曲「スマイル」🎧️🎶

2023-09-14 10:40:18 | 音楽
「モダン・タイムス」(1938年 アメリカ)
Moden Times
監督:チャールズ・チャップリン
音楽:チャールズ・チャップリン
編曲:エドワード・パウエル、デヴィッド・ラクシン
指揮:アルフレッド・ニューマン
出演:チャールズ・チャップリン、ポーレット・ゴダード、ヘンリー・バーグマン、チェスター・コンクリン


チャールズ・チャップリンが監督・制作・作曲・主演を務め、機械文明と資本主義社会を痛烈に風刺した名作映画。

初めて劇中で歌ったユーモラスな「ティティナ」、ラストシーンで流れる「スマイル」は、とても優しい感じの甘い調べです。

チャップリンは正規の音楽教育こそ受けていませんが、メロディ-メーカーとしては素晴らしい才能を持ち、「スマイル」(「モダン・タイムス」)や「マンドリン・セレナーデ」(「ニューヨークの王様」)、「テリーのテーマ」(「ライム・ライト」)などは、今も多くのアーティストによって歌われたり、演奏されているエバー・グリーンです。

編曲をエドワード・パウエルとデヴィッド・ラクシンが手がけて、指揮は20世紀フォックス音楽部のボス、アルフレッド・ニューマンがやっております。

このアルフレッド・ニューマンは多くの映画音楽を担当。自身の作品のほか、デヴィッド・ラクシンの「ローラ殺人事件」やこの「モダン・タイムス」などでタクトを振り、そして大酒飲みでヘビースモーカー。大の人情家としても知られる、親分肌の音楽家としても知られてます。

それだはどうぞ。「モダン・タイムス」。

九月も半ばに入りました。まだ少し暑いものの、いよいよ過ごしやすくなるのでは。それでは次回、お会いしましょう!