春さんのニッチな愛聴盤PART2

映画音楽やイージーリスニングなどの埋もれに埋もれた珍盤をご紹介するblogで、前回同様横浜から発信‼️

1/fゆらぎ。ピンクノイズ溢れる声質の森本レオの、数少ないレコード🎧️🎶

2022-07-29 16:40:26 | 音楽
『親父にさよなら』(1970年)
作詞:森本レオ
作曲:佐々木勉
編曲:馬飼野俊一


毎日どうしょうもなく暑いのう‼️
暑さでへたばってblogの更新は、更に遅れ気味ですまんm(_ _)m

今日は懐かしい邦楽のレコードを紹介する

俳優、ナレーターとして今も活躍している森本レオのただ一枚だけのシングル盤でな、歌というよりも、森本レオが、佐々木勉作曲の旋律とそのフレーズに合わせて、亡くなった父親に静かに、そして熱く語りかけるようなレコードなんだ。父親亡くしたばかりの頃に聞いたら、これは泣けるぜ!クーッ!!

この曲が話題になったのは、そうだな、今から50年も前ぐらいかなぁ。深夜放送で流れていたのう。当時は俺は荒くれ高校生だったから、家に置いとけんと、高田馬場に住んでた叔父に頼んで保護者になってもらい、今はもうないとは思うが、西新宿に存在した高山荘というボロのアパート、炊事場と便所は共同。これが、また臭かったんだぜ!クーッ臭っ!!クッ!!

随分と親父には、それから叔父にも迷惑かけたんだ!その頃は、これまた存在しなくなった東京都立烏山工業高等学校という、荒れに荒れた不良だらけの工業高校に、たった一年だけ通ったのだが、中退の理由は、叔父が俺の面倒はもう見切れんと、再び一応の出身地の神戸に追い返されたんだよ!クーッ!!

俺もなあ、親父が死んでもはや20年近くになろうとしているから、今この曲を聞いてウルウルはさすがにないが、俺なりに思ったんだが、森本レオからのすべての人たちへの、「親父もお袋も大事にしろよ!よほどのことがない限り、親は先に逝ってしまうのだから」というメッセージなのかなあと、今頃になって思ったぜ!クーッ!!

では聞いてみっか!
森本レオ『親父にさよなら』
でも、今はしみじみ思うなあ。いくつになっても親が健在ということは、とても素晴らしいことだと!これも亡くなってから分かる親の有難みってか(=^ェ^=)♪


では、また会おうな👍



オルペウスとユーリディスの物語。リオに響くアントニオ・カルロス・ジョピンとルイス・ボンファのカーニバルのサンバ🎧️🎶

2022-07-14 19:03:24 | 音楽
『黒いオルフェ』(1959年 フランス・ブラジル・イタリア合作)監督:マルセル・カミュ、ジャック・ヴィオ
音楽:アントニオ・カルロス・ジョピン、ルイス・ボンファ
出演:ブレノ・メロ、マルペッサ・ドーン


いやあ、相も変わらず真に恣意的な頻度のblogでござる。さて、御仁方はこの梅雨に戻ったような雨降りと気温の低さに、体調崩したりされておらんかな?
俺はもちろん、体調を崩しているゾ!ガッハッハァ!!クーッのくーちゃん(=^ェ^=)♪

さて、またもフランス映画の想い出シリーズからの紹介であるが、これはあまりに有名な、『黒いオルフェ』だな!
フランス映画とはあるが、厳密にはブラジルやイタリアも合作に加わっているんだね

このシリーズは捻りがあって、これまでのリバイバル・リリースとは違い、収録曲が異なるのだ

この『黒いオルフェ』においても、アントニオ・カルロス・ジョピン作曲の「カーニバルのサンバ」とルイス・ボンファ作曲の「オルフェのサンバ」が収録されているんじゃね!クーッ!!

これまでも『黒いオルフェ』のサントラシングル盤は発売されていた。しかし、決まって「オルフェの唄」といったところなんだ

このシリーズは、後に紹介するシネ・ジャズの『危険な関係』や『殺られる』も、ジェネリーク(テーマ曲)ではなく、劇中の音楽が収録されててな。しかもステレオ・モノ関係なく、実に音質もよく、ジャケのデザインも渋くていいんやね。結構、今では高額な取引がなされていて、入手に苦労するわ。例えばヤフオク等で見つけて、あと数秒という時に、「高価更新されました」と、赤帯に白い文字で出てくると、思わず「俺が欲しくて買おうと思っていたのに!ジバイてやりとうなる!!」と、ムカついて諦めることが多いんだわ。いかんせん、俺も金満家なワケないので、極力安く入手したいんやね!クーッ!!

さて、映画ごと音楽のYouTubeリンクを貼ってみるね

ハードボイルドな俺だ!

カッコいいでしょ(*^^*)

しゃあなあ、また!(=^ェ^=)♪



元EXの梅林茂が映画音楽の分野に進出してきた頃の、とっても画期的な作品🎧️🎶

2022-07-07 20:12:13 | 音楽
『友よ、静かに瞑れ』(1985 角川/東映セントラルフィルム配給)
監督: 崔洋一
音楽:梅林茂(EX)
出演:藤竜也、倍賞美津子、原田芳雄、室田日出男、高柳良一、六浦誠、宮下順子、中村れい子、伊藤麻耶、JILL、福田妙子、草薙幸二郎、常田富士男、椎谷建治、飯島大介、中西良太、清水昭博、佐藤慶、林隆三


クーッ!!
遂に手に入れたぜ!
以前からずっとこの梅林茂の音楽のレコード、欲しくてたまらなんだんや!

何気にな、梅林茂でYouTubeでググったところ、いきなり出てきて「これだ!!」って思ったんだ!

俺もトンチキでのう、よく映画音楽に精通していると思われがちなんだが、実のところ、まだまだ知らんのが多くてなあ。この『友よ、静かに瞑れ』もそうなんだ

今はYouTubeなんて便利なものがあるから、昭和の時代のようにFMで流れることを待ち続ける必要もなくなってるからのう

実はのう、俺は大学時代に滋賀県の「第二びわこ学園」という障がい児施設に、福祉施設実習に行ったことがあってなあ。そこに勤めている男性の看護士のノムラさんという、もう退職されたけど、酒飲みのオッサンがおってのう。俺が実習に来ていた時には、一旦酒は止めてのだが、この看護士のノムラのオッサン、もうハチャメチャに映画音楽好きでなあ。一緒に休憩時に職員食堂でメシを食いに行ったとき、突然ヴィクター・ヤングがどうの、アルフレッド・ニューマンがどうたら、ジュリエット・グレコがどうたらこうたらと話始めてよう。あんまり突飛だったから俺はぶっ飛びそうになったけど、面白くてなあ!

で、職員寮のノムラさんの部屋へ招かれてご自分は飲まなかったけど、俺に缶ビールをご馳走してくれて、アーモンドつまみながら、ノムラさんが関光夫氏の映画音楽番組から曲を録音していて、曲だけを録ろうとしたんやろけど、関氏の「うめばっ!」声が入っていったん切れて、そしてこの『友よ、静かに瞑れ』が流れたんだが、生憎何の映画の音楽かまるでわからんでなあ

それから20年以上、「うめばっ!」という作曲家を探し、ようやく「梅林茂」とわかり、『それから』のサントラを購入したんだが、曲が違う!まだYouTubeのない時代だったんだ

そして、つい先日そのことを思い出してYouTubeで「梅林茂」をググり、一番初めに流れてきて、やっと『友よ、静かに瞑れ』の音楽にたどり着いたんだぜ!クーッ!!

嬉しかったゾーッ!クヘッ!

映画については結構知られている作品なので、その解説はもうしないけど、いい曲だねえ

ヤフオクで110円で落札したんだぜ!クーッ!!

梅林茂についてであるが、御存知の御仁もおるかと思うけど、かつて1980年代のニューウェーブ・ロックバンドの一つEXのリーダーで、エリック・クラプトンの日本ツアーでバックバンドを務め、またYMOのプロジェクト『スネークマンショー』などにも参加したんだ!Wikipediaから少々情報を得ましたが!クーッ!!

1985年にバンド解散以降、映画音楽の道に進み、日本映画のみならず、アジア圏そして、ヨーロッパやハリウッド映画にも活動の場を広げているんだぜ!クーッ!!、何!?クーッ!!がしつこい?じゃあもう一度、クーッ!!

最新では2017年の『戦神ゴッド・オブ・ウォー』がありまんな

ちと、能書きが長くなったね!
じゃあ、まずは『友よ、静かに瞑れ』の主題曲を
このドーナツ盤のB面には「緑のトロイメライ」という曲が入っていてな。初め俺はシューマンの「トロイメライ」のアレンジかと思ったら、きちんと梅林茂のオリジナル副主題曲で、シューマンよりもどこかフランシス・レイを思わせるフレーズがあったりしたぜ!クーッ!!

今日はエンニオ・モリコーネの2回目の命日。こめへんさんも沢山のコレクション聴いて偲んでいるかな☺️


バイチャ‼️






ジョルジュ・ブラッサンスが出演者の一人で、音楽も担当した作品🎧️🎶

2022-07-05 11:13:49 | 音楽
『リラの門』(1957年 フランス・イタリア合作)
監督:ルネ・クレール
音楽:ジョルジュ・ブラッサンス
出演:ピエール・ブラッスール、ジョルジュ・ブラッサンス、アンリ・ビダル、ダニー・カレル、レイモン・ビュシェール、ガブリエル・フォンタン、アメデ、アネット・ポワーブル、アラン・ブベット、アリス・ティソ


今週に入り、僅かに暑さは和らいだが、今度は天気がよくないばい!
来週からまた酷暑だそうな

今回はフランスを代表する巨匠ルネ・クレール監督が、お人好しの男が殺人犯を匿ったことから巻き起こす騒動を描いた人情喜劇『リラの門』の、サウンドトラック・レコードを紹介してあげましょう

このサントラはどうやらアルバムは日本では出ていないようで、日本フォノグラムが少数派、つまりはニッチなファンのために限定した「フランス映画の想い出」という、素晴らしい企画盤でごしゃるでな!クーッ!!

ジョルジュ・ブラッサンスはこの映画の中で、「巴旦杏(アーモンド)」と「わが心の森には」の二曲を、ギター一本の独奏で弾き語りしているんだぞ!クーッ!!

地味ながらも、ハツにグーッ!!と沁みる曲何だぜ!クヒーッ!!

まず「巴旦杏(アーモンド)」
続いて「わが心の森には」
いいねえ、渋いぞな!クーッ!!

今朝も元気なサファイアとみゅうちゃん


暑いが皆の衆、夏バテ熱中症に気を付けてな!
じゃ、また会うかね(=^ェ^=)♪