春さんのニッチな愛聴盤PART2

映画音楽やイージーリスニングなどの埋もれに埋もれた珍盤をご紹介するblogで、前回同様横浜から発信‼️

やまがたすみことチト河内によるコンビのレア・アニメサントラ🎧️🎶

2022-03-16 20:15:07 | 音楽
『ゆき』(1981年 日本}
監督:今井正
音楽:チト河内
歌:やまがたすみこ
声の出演:牛原千恵、小林昭二、杉山佳寿子、小松方正、中西妙子、永井一郎



久し振りの邦画のサントラで、しかもアニメーション作品ですな。それもLPレコードなんだぜ!クーッ!!

児童文学家の斎藤隆介が1969年に書き上げた、天界からやって来た少女「ゆき」が、弱い百姓と共に闘う姿を描いたアニメーション映画なんだ。知っている人も案外いたりするかも知れないな

声優には主人公のゆきに牛原千恵、そして昭和の『仮面ライダー』シリーズで副主人公とも言える「立花のおやっさん」を熱演した小林昭二、その他に小松方正、永井一郎など、昭和の懐かしい名優さんがいい声で演じておりますぞな!

さて音楽はトランザムのメンバーだったチト河内。ここでもロック・テイスト溢れる音楽を付けているね。そして主題歌を歌うのは、シンガー・ソングライターのやまがたすみこ!今ではまあおばさんだけどね、なかなかめんこい女性歌手なんだ!歌声がたまらなくジンジンさせるぜ!クーッ!!

ということで、YouTubeには音源が見つからなかったものの、ニコニコ動画で見つけたので、是非とも聞いておくれ♪

もうすっかり春やのう(=^ェ^=)♪

これは少し前に撮影した、終わろうとしている梅の花なんだ


また更新遅れるかも知れんが、なるべく早く更新するよう、心がけるから許せ!

しかし、我ながら生意気な言葉遣いのblogだねえ(^_^;)





音楽担当はチェン・ユー・ユーだが、この本邦公開版のテーマ曲作曲者は謎?🎧️🎶

2022-03-10 11:10:36 | 音楽
『金瓶梅』(1974年 香港)
監督:リー・ハンシャン
音楽:チェン・ユー・ユー
出演:ピーター・ヤン、フー・チン、ティン・ニー、チャン・ピン、ティン・ティン、ディーン・セキ、ジャッキー・チェン、ワン・ユーほか


えー、すまんが今回は紹介したいテーマ曲がYouTubeにはない。申し訳ない

ざっと映画についてであるが、中国四大奇書のひとつ、中国エロス文学『金瓶梅』を題材にした映画でな、主人公が女性を利用してのし上がっていく姿を描いている

1974年で、まだポルノ映画の公開にあたっては、日本はまだ何かと厳しかったんだねえ。公開された映画館も少なかったし、『エマニエル夫人』あたりでやっとこさだったんでのう

で、音楽はチェン・ユー・ユーが担当。あまり知らない人だが、B面の「武則天のテーマ」(モノラル)は、フィルム起こしのSEのような地味な音楽。どうもこちらがチェン・ユー・ユーが書いたものだろうな。そしてA面の「金瓶梅のテーマ」は、ゆっくりテンポのディスコ調の曲で、こちらはとても聞き心地よいオリエンタルな音楽。盤面をよくよく見ると、作者はチェン・ユー・ユーではなくY.Koyamaとあり、邦人の音楽家のペンによることが明らかだった。で、あれこれ該当する音楽家を検索したところ、当初純音楽作曲者で音楽学者の小山和彦氏かなと思ったのだが、よくよく調べてみると、小山氏の生年月日が1964年、つまり俺よりも若いところをみると、幾らなんでもまだ音大生の小山和彦とは、やはり当てはまらないんだねえ。よってこの曲の作者については迷宮入りですなあ、残念だぜ!クーッ!!

YouTube、同じ『金瓶梅』でも、この1974年版とは違うが、なかなか生々しい描写もあって面白いので、貼り付けることにしたよん(*^^*)
しかし、blog主宰者としては謎の邦人音楽家による「金瓶梅のテーマ」を貼り付けてみたかったぞな!グーッ!!

梅も間もなく終わりですなあ(=^ェ^=)♪




ではね、またよろしく😉👍️🎶


レナード・ローゼンマンがアカデミー編曲賞を受賞したスタンリー・キューブリック監督作品🎧️🎶

2022-03-05 09:03:13 | 音楽
『バリー・リンドン』(1975年 アメリカ)
監督:スタンリー・キューブリック
音楽:レナード・ローゼンマン
演奏:レナード・ローゼンマン指揮ナショナル・フィルハーモニック・オーケストラ
出演:ライアン・オニール、マリサ・ベレンソン、パトリック・マギー、ハーディー・クリューガーほか


これは昨年11月に記事にした『バリー・リンドン』だが、以前記事で紹介したのはチースタンズが演奏している既成曲の「アイルランドの女」で、今回こちらに紹介するのは、レナード・ローゼンマン指揮のナショナル・フィル演奏によるこの映画のメイン・タイトル、ヘンデル作曲「サラバンド」、パイジェルロ作曲「セヴィリアの理髪師」なんだ。このシングルのレーベルはワーナー・ブラザーズ

この「サラバンド」は映画の冒頭をはじめ、重要なシーンで流れてくるんだ!クーッ!!

ジェームズ・ディーンの親友だったレナード・ローゼンマンは、彼の出演した名作『エデンの東』で映画音楽の作曲家として知られるようになったが、まあもともとは現代音楽の作曲家で、無調音楽を得意とする音楽家ですな

ちなみに『エデンの東』はヴィクター・ヤングの作曲かと思われがちだが、ヴィクター・ヤング楽団がカバーしたもので、本当はレナード・ローゼンマンの作曲なんだ

この何ともノーブルなレナード・ローゼンマンの編曲を、また聞いてみようぜ!クーッ、クッ、クーッ!!
『バリー・リンドン』オリジナル・サウンドトラック

いやはや!実にカッコいい音楽たい♪

じゃあ、またね(=^ェ^=)♪





ヴィヴァルディの曲を見事に映像にマッチさせた、アントワヌ・デュアメルのアレンジ🎧️🎶

2022-03-04 23:11:57 | 音楽
『野生の少年』(1969年 フランス)
監督:フランソワ・トリュフォー
音楽:アントワヌ・デュアメル
出演:ジャン=ピエール・カルゴル、ポール・ビレ、フランソワ・トリュフォーほか


実際にフランスで発見されたビクトル少年と、精神科医ジャン・オダールの精神分析と愛情と訓練で人間性を身に付けて行く野生児の物語ですねー(=^ェ^=)♪

でまあ、音楽はアントニオ・ヴィヴァルディのバロック音楽を、トリュフォー作品ではお馴染みのアントワヌ・デュアメルが巧みにアレンジして、物語を静かに彩を添えているんだなあ!クーッ!!

ヴィヴァルディの音楽は実にいろんな映画に使われていて、思い付く作品には『高校教師』『クレイマー、クレイマー』『リトル・ロマンス』などなどあるのう~。この『野生の少年』は、中でも代表作ですなあ

また、もう一つサントラ表記した青木望編曲指揮のオリジナル・サウンド・サウンド・オーケストラの演奏する東芝のリバティー・レコードから出ていたのもあったが、こちらはサントラと称したカバー盤じゃないかと俺は思うんだ。だが、これも如何にも日本人女声コーラスが和風でよろしいのう!クヘーッ!!

この『野生の少年』で使用されたのは、「マンドリン協奏曲」と「フルート協奏曲」の二作なのだ

さっ、能書きはこのぐらいにして聞いてみるか!クーッ!!
『野生の少年』主題曲ヴィヴァルディ「フルート協奏曲」
青木望指揮オリジナル・サウンド・オーケストラの演奏も貼りたかったが、やっぱYouTubeになかったわ(^_^;)

ワシも少し軽い服装になりやした(=^ェ^=)♪


ほな、また!