春さんのニッチな愛聴盤PART2

映画音楽やイージーリスニングなどの埋もれに埋もれた珍盤をご紹介するblogで、前回同様横浜から発信‼️

ジェリー・ハーマン音楽の楽しいミュージカル映画🎧️🎶

2022-02-28 16:51:05 | 音楽
『メイム』(1974 アメリカ)
監督:ジーン・サックス
音楽監督:フレッド・ワーナー
音楽:ジェリー・ハーマン
出演:ルシル・ボール、ベアトリス・アーチャー、ブルース・デービンソン、ジョイス・パッテン、カービー・ファーロング、ロバート・プレストンほか


1930年代の古き良きアメリカを舞台に、最も典型的なアメリカ女性とも言うべき善意あふれるメイム叔母さんの珍行奇行を描く、ブロードウェイミュージカルを二度目の映画化した作品ですぞ

音楽は『ハロー・ドーリー』でもおなじみのジェリー・ハーマンで、ここでもなかなか楽しい音楽を聞かせてくれているんだ。そして音楽監督として編曲・指揮にあたっているのがフレッド・ワーナーなのだ。『ハロー・ドーリー』同様ミュージカルの音楽だから、シングルカットするには結構長尺の6分近くの録音だぜ!そこがいいのだ!クーッ!!クーッ!!クーッ!!

ルシル・ボールの最後の出演作となったメイム叔母さんの歌を、今一度ここでも聞いてみようやないけ、のう!ワハハ!!

『メイム』オリジナル・サウンドトラック

ミュージカルの「序曲」はなかなかスケールがデカイので、そこが俺は大好きなんだ!クーッ!!

じゃあ、次の記事で会おうな!クーッ!!


ウバルト・コンティニエッロとモーリス・アルバートが音楽担当とサントラ盤ではクレジット🎧️🎶

2022-02-21 16:02:36 | 音楽
『フィーリング・ラブ』(1978 日本・イタリア)
監督:ルッジエーロ・デオダート
音楽:ウバルト・コンティニエッロ、モーリス・アルバート
出演:カルロ・ルーポ、ヴィットリア・ガレアッティ、ルイージ・ディベルティ、ジャック・セルナス、アンジェラ・グッドヴィンほか


『ラスト・コンサート』に続く日伊合作難病もの映画二作目ですなあ。残された青春のすべてを水泳にぶっつけて懸命に生きるディエゴ少年と、チェリストを目指しながら精一杯の応援と純愛を捧げる少女クラウディアの、みじかくも美しい愛と青春を、ヒット・メロディー「フィーリング」にのせて溢れるリリシズムと凄烈な映像で描いた感動の青春ドラマであります!泣けるぜ!クーッ!!クッ!クーッ!!

本編の音楽を書いたのは、当時、イタリア映画音楽の新鋭と呼ばれたウバルト・コンティニエッロで、二人の運命を哀切極まりない旋律で描いているんだ

そして、映画の中で随所に流れるもう一つのテーマ曲は、モーリス・アルバートの大ヒット曲『愛のフィーリング』なんだ。もちろん、映画内で流れるのはウバルト・コンティニエッロの編曲と指揮によるオーケストラのインストゥルメンタルのヴァージョン。このサントラは版権の関係か日本でしか発売されず、イタリアでも発売されていなかっとらしい。さすがに詳細は俺も知らないが

そしてモーリス・アルバートの『愛のフィーリング』は競作盤もたくさん出たのを覚えている御仁も多かろう♪


なお、この曲の本来の作者はモーリス・アルバートではなく、フランスのルイ・ガステという音楽家で、これまたどうやら訴訟問題に発展し、ルイ・ガステが勝訴しているんだな。おそらく盗作しようとしたのではなく、作曲中の心理状態からよくあることじゃないかなと、俺は思うんだが。だいたい盗作が禁じられていることぐらい、作曲家はよく知ってますがな!クーッ!!

では、サントラその他のYouTube音源をまとめてご紹介しよう!
ウバルト・コンティニエッロ指揮のオーケストラ
『フィーリング・ラブ』メイン・テーマ
モーリス・アルバート
『愛のフィーリング』
ルイ・ガステ
『フィーリング』
結局はこの曲、モーリス・アルバートとルイ・ガステの共作となっているようだが、俺らリスナーにはわからないが、俺の友達の音楽家の豊田貴志さんの話によれば、レコーディング等一つひとつとっても、版権の問題は大変難しく、自身のオリジナル盤を出すだけでも、アーティストには大変な苦労だと話されていたぜ!クーッ!!

バレンタインデーのチョコを頂いたぜ!俺はモテるのう!クーッ!!

ではでは、またな❗️






デヴィッド・シャイアの名スコア!クリス・カーペンター楽団の邦人演奏も気合いバッチリ🎧️🎶

2022-02-17 02:01:50 | 音楽
『大統領の陰謀』(1976年 アメリカ)
監督:アラン・J・パクラ
音楽:デヴィッド・シャイア
カバー演奏:クリス・カーペンター楽団
出演:ダスティン・ホフマン、ロバート・レッドフォード、ジェイソン・ロバーズ、マーティン・バルサムほか


また少し間が空いてしまったでござる。今回ご紹介するレコードは、生憎であるがYouTubeに音源がないのだ。ご勘弁下され

ウォーターゲート事件を調査したワシントン・ポストの二人のジャーナリストの手記を元にしたドラマで、第49回アカデミー賞では8部門ノミネートされ、うち助演男優賞、脚色賞、録音賞、美術賞を受賞しましたのう

さて、音楽の方だが、アメリカの作曲家の中で俺が結構大好きなデヴィッド・シャイアが担当しているのだ。この映画のサントラも今ではCDリリースはされているが、シングル盤テイクはワーナーのエレクトラレーベルから日本でも発売される予定だったらしいのだが、アメリカのエレクトラレコード社はA面をステレオ、B面をモノラルで出せと言っていたそうだが、日本のワーナーがこれに反対して結局のところ当時のサントラ発売計画はおじゃんになってしまったワケだわ

そこで邦人演奏楽団が早速カバー盤を録音したのだが、その中で俺が最も気に入っているのが、日本フォノグラムのフィリップスレコードの立ち上げた、クリス・カーペンター楽団のレコードなんだぜ!クーッ!!

先輩のミシェル・クレマン楽団に続くフィリップスの映画音楽専門演奏オケだが、初めはすっかり海外の楽団だと信じて疑わなかったのだが、どうして日本でヒットした映画の音楽ばかりレコードにしているのだろう?とか、「人間の証明のテーマ」まで演奏しているから、「ジェットストリーム」でもよく取り上げられているし、余計???と思っていたんだ。だが、のちにこのオケの正体は、とある文献からミシェル・クレマン楽団と同じくフィリップス・スタジオ・オーケストラだったことが判明し、すっかりダマされていたことに気付いたのは、それこそ10年と少し前だったんだぜ。しかもミシェル・クレマンと同様にイメージ写真まで載っけてあるから、そりゃあ信じてしまうぞなもし!クーッ!!

そんなわけでこのクリス・カーペンター楽団の演奏による『大統領の陰謀』をお聞かせしたいのだが、YouTubeになくてなあ。ということで、今回はサントラの方をご紹介しよう!
いかにもデヴィッド・シャイアらしいフワアとした風船のような音楽やのう

クリス・カーペンター楽団の演奏では、主旋律がサントラと違ってストリングスになっており、そしてどっか和風な感じは否めないな!クーッ!!

多分、B面の『コンドル』もミシェル・クレマン楽団と表記されているが、聞いてみたら、どうやら同時期にクリス・カーペンター楽団と同じメンツによるオケの演奏かも。ホントに嘘ばかりこきよってからに!クーッ!!

我が家のサファイアとみゅうちゃん、信じられないほど仲良しになりましたわ(=^ェ^=)♪






ジミー・ヘルムズがソウルフルに歌うメイン・タイトルはこちら🎧️🎶

2022-02-10 20:46:33 | 音楽
『ゴールド』(1974 イギリス)
ピーター・ハント監督、エルマー・バーンスタイン音楽


前回はモウリーン・マクガヴァンが歌う「愛のテーマ」をご紹介したが、今度はジミー・ヘルムズの歌う「メイン・タイトル」だ

ソウル、ファンク、R&Bの息の長い歌手で、現在も活躍しているんだ。まあ、俺もこの『ゴールド』の音楽でその名前を知ったに過ぎないのだが、パンチのある歌声には魅了されたねえ!クーッ!!

このシングル盤の方はアルバムのとはヴァージョンがまるで違うことから、シングル盤用に再録されたものだろうな

サントラアルバムのはいかにも金鉱を掘るようなイントロだが、シングル盤のはさながらスバイ物のテーマ主題歌を思わせる感じもするな

一つ聞いてみよかね!

こちらはアルバムのヴァージョン
シングル盤テイクは見つからなかったぜ!残念だ!クーッ!!

イメチェンしたんだ!カッコいいだろ!クーッ!!

また会おうぜ!クーッ!!



映画音楽の女王モウリーン・マクガヴァンが歌う、エルマー・バーンスタイン作曲のラブ・テーマ🎧️🎶

2022-02-05 01:29:47 | 音楽
『ゴールド』(1975 イギリス)
監督:ピーター・ハント
音楽:エルマー・バーンスタイン
歌:ジミー・ヘルムス、トレヴァー・チャンス、モウリーン・マクガヴァン
出演:ロジャー・ムーア、スザンナ・ヨーク、ジョン・ギールガット、レイ・ミランド、ブラッドフォード・ディルマン、トニー・バックレー、サイモン・サベラほか

1975年といえば、パニック・スペクタクルの大作が豪華絢爛な時代であったが、このエルマー・バーンスタインが音楽を担当した『ゴールド』もその一つだな!クーッ!!

何しろよ、このサントラには三名の歌手が参加しているのだからねえ

いずれも作詞はドン・ブラック。この人は『イッツ・ショウタイム』ではアーティー・バトラーとともに音楽の方も書いているんだけど、映画主題歌の作詞家としての顔の方がよく知られているな

『ゴールド』は日本ではドーナツ盤のサントラが二枚出ており、俺は今回は映画主題歌の女王と呼ばれたモウリーン・マクガヴァンが歌う「愛のテーマ」をまずは紹介しようと思うんだ

もちろんLPレコードの方には三名の歌手による主題歌や挿入歌がすべて収録されているんだが、俺が当初注目したのは、『タワーリング・インフェルノ』等でもそうなのだが、ドーナツ盤のみレーベルが違う、つまりそのアーティスト本来の所属しているレーベルから出ているケースが結構あって、この『ゴールド』の「愛のテーマ」もそうなんだが、この頃はまだガキだった俺には何故にそのようなややこしいことをするのか理解できなかったんだ。今はわかるけどな

モウリーン・マクガヴァンは『ポセイドン・アドベンチャー』の「モーニング・アフター」(これ、サントラっつうのかな?)や『タワーリング・インフェルノ』の「愛のテーマ」等を歌っているが、独特のクセのある歌声で銀幕を彩りを添えていてな。まあ、好みに合わない人もいたようだが、俺は結構好きだったぜ!クーッ!!

ジミー・ヘルムスが歌う方の「メイン・タイトル」はまた改めて紹介するが、まずはこの人が歌う「愛のテーマ」を最初に取り上げてみたワケだ

ちなみにサントラLPレコードはフィリップスレコードから出ていて、こちらのドーナツ盤は20世紀フォックスレコードから出ているんだよな

エルマー・バーンスタインはこのようなパニック・スペクタクルものにも対応できる、まあよく知られていたベテランの映画音楽作曲家で、意外なことに日本語が達者なんだ。何故俺がこんなこと知ってるかって言うと、もう相当な昔、俺が高校生の頃に偶然FMで放送されていた日本の子供たちの音楽会で司会をしていてな、それがエルマー・バーンスタインが話していたんだが、あまりの意外さに弾け飛びそうだったぜ!クーッ!!

ちなみに俺はエルマー・バーンスタインの作品で好きなのは『ハワイ』と『大いなる野望』なんだぜ!クーッ!!

じゃあ能書きはこのくらいにして、モウリーン・マクガヴァンの「ゴールド愛のテーマ」を聞いてみるか!
WHEREVER LOVE TAKES ME

夏の暑いのには辟易するが、冬の寒さにも体調はおかしくなりやすいでな。俺も何だかんだ言いつつ若くはないんでな(笑)

じゃあ、次の記事でまた会おうな(*^^*)