『夢魔』(1975 イタリア)
さて、2021年ラストのレコード紹介となった
監督:アルベルト・デ・マルティーノ
音楽:エンニオ・モリコーネ、ブルーノ・ニコライ
出演:カルラ・グラヴィーナ、メル・ファーラー、アーサー・ケネディ、ジョージ・クールリス、アリダ・ヴァリ
さて、2021年ラストのレコード紹介となった
1975年のイタリアのオカルト映画『夢魔』だ。副題に『夢魔―レディ・イポリタの恋人―』とあったように、ヒロインのイポリタに悪魔が乗り移り、エクソシスト(悪魔祓い師)との凄絶な死闘が繰り広げられるストーリーは、それこそまったく『エクソシスト』と同じなのだ
映画の方はイタリアの悪魔映画とはいえど、豪華キャスト陣で、イポリタ役を若い頃のカルラ・グラヴィーナが演じているんだな!
音楽はこれまで作曲と編曲・指揮を分担作業という形で一緒に仕事をしていたエンニオ・モリコーネとブルーノニコライが、ここでは共同担当ということで、テーマ曲の「夢魔のテーマ」はブルーノ・ニコライがパイプオルガンで演奏しているんだぜ!クーッ!!
このテーマ曲は当時リリースされたシングル盤でははじめに大勢の悪魔と言うか幽霊と言うか、その不気味な囁きがイタリア語で入り、それに被さるようにニコライのオルガン演奏が始まるのだが、このテーマ曲はまあまあ長尺のせいか、3分程経ってからフェードアウトされているんだ。アルバム(当時は日本未発売)ではこの悪魔の囁きは無く、約5分位フルコーラスで演奏されるんだよな!クーッ!!
俺はこの音楽を聞いたのも、お馴染み関光夫氏の映画音楽番組で、同じくモリコーネの『家庭教師』の「愛のテーマ」と続けて流れたんだな
このシングル盤にも音楽がエンニオ・モリコーネとブルーノ・ニコライと書かれており、この表記は他にはお目にかかったことはないぞなもし
B面「暗黒のテーマ」は曲調からすると、こちらはエンニオ・モリコーネ一人の作曲なのかも知れないな
このアルバムの方は近年CDで発売され、中にはとても綺麗な曲もあるんだよな!クーッ!!
まあ、YouTubeにフルコースのみ見つかったので、ここで聞いてみっかね
なかなか荘厳なブルーノ・ニコライのオルガン演奏じゃのう!
明後日で2022年だが、まあ引き続きクーッ!!とよろしくたのむでな!クーッ!!